米海兵隊岩国航空基地 -- 海上自衛隊、航空訓練学生が6月21日、自衛隊視察交流プログラム(JOEP:Japanese Observer Exchange Program)の一環で岩国基地を訪問した。
この日、岩国基地を訪問した小月航空基地、小月教育航空隊、航空学生基礎訓練科の学生たちは、第12海兵飛行大隊(MAG-12)やF/A-18Cホーネットについて学んだ。
「海兵隊航空部隊の6つの機能や、MAG-12が岩国基地で行っていることについて、概況説明を行いました。」と話すのは、MAG-12、オペレーションズチーフ補佐のマイケル・ラスミューセン大尉。「F/A-18の機能や限界についても話しました。」
航空学生はF/A-18のフライトシュミレータを体験したり、航空機の地上展示を見学することで、少しずつF/A-18について習熟していった。
「航空学生の皆さんは好奇心旺盛で、積極的に研修に参加していました。」とラスミューセン大尉。「学生の皆さんは海兵隊の航空機や海兵隊員がどんなことをしているのかに興味があったようです。学生と会話を少ししたんですが、そこでもアメリカの文化に関する質問をされました。私にとっても価値のある体験でした。」
ラスミューセン大尉はまた、「この研修は、現在の日米関係を維持するという観点からも重要であり、この研修に参加することで、航空学生は日本とアメリカ海兵隊との関係を理解できる。」と話した。航空学生の受け入れは、若いパイロットとして、彼らを成功へ通じる道へと導くために重要である。
「このような研修プログラムは、自衛隊学生を教育するという意味において、アメリカが日本に提供できることの多くを表しています。」とラスミューセン大尉。「自衛隊には、海兵隊と同じような資源や専門知識の必要性もありません。ですから、我々が航空学生に教えられることはたくさんありますし、我々も彼らから多くを学ぶことができます。」