米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地、アイアンワークスジム裏の堤防沿いで2月19日、極寒2.5キロファンランが行われた。
約1.5マイルのこのレースは基地住人であれば誰でも参加自由。みんなで楽しく運動できることに重点を置いているが、優勝するためには他の選手より早く走らなければならない。今年の極寒ランの優勝者となったマイケル・グートシュミットさんは、8:39の記録を出した。
グートシュミットさんは、「優勝して嬉しいが、他の参加選手たちとの競争は思っていた以上に大変でした。」と話す。
マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、センパーフィット課は年間を通じて、短距離から長距離の様々なランニング大会を主催している。
「この極寒ランのような大会は、私だけでなく、誰にとっても素晴らしいイベントだと思います。」とグートシュミットさん。「萩市であるマラソン大会に参加しようというモチベーションはなくても、基地内で行われるこの大会には参加する理由がたくさんあります。(基地外のイベントより)ずっと参加しやすいですから。」
海兵隊員のある職場は、この大会を部隊の団結を強めるのに完璧な機会だと捉え、昼休みに毎日走っていた。
「このマラソン大会への参加は隊員に大局的な見地を与えます。」と話すのは、パトリック・バージェスさん。「基地外に出かけたり、このような大会に参加することは、海兵隊の歴史を築くことになります。例えば、大きな部隊でも、小さな部隊でも、隊員を基地外へ連れて行く統率力や、隊員と一緒に訓練して仲間意識を作ることなどです。この大会は疲労困憊(こんぱい)するほど大変なものではありませんが、自分ができることに自信を持つことができます。それを通じて、リーダーシップの技術を磨くことができるのです。年長者の海兵隊員がずっと周りにいるわけではありません。今日の大会に参加したような若い隊員が将来の海兵隊を作るのです。」
バージェスさんはまた、「将来の海兵隊員を形成する機会を持てたことは誇りであり、名誉なことです。」と話した。
極寒レースは毎年2月に行われている。これはその名前が示すとおり、一年で最低気温になる時期を選んで行われているため。
写真1:アイアンワークスジム裏の堤防沿いで2月15日に行われた極寒マラソンで、2.5キロコースを走り始める参加者たち。参加者は男女別に加えて、ベビーカー連れのカテゴリーに分けられた。このレースが毎年2月に行われているのは、文字通り「極寒」である、年間で最低気温を記録する時期に行われるため。
写真2:2月15日にアイアンワークス裏の堤防沿いで行われた2.5キロのファンランでゴールを切る、優勝者のマイケル・グートシュミットさん。このマラソン大会の経路は、障害物コースの隣にある堤防の傾斜路からジムの裏までの往復を2回走り、最後は傾斜路を下って障害物コース横にある駐車場内でゴール。