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米海兵隊岩国航空基地

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マラソン大会参加者の命を救った海軍隊員

By カルロス・クルース・ジュニア兵長 | Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan | May 12, 2015

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岩国市で実施された第9回錦帯橋ロードレースに参加中、ネイサン・ヘマーリー海軍大尉の手中に一人の参加者の生死が委ねられた。その時、ヘマーリー海軍大尉がこれまで受けてきたすべての医療訓練が効果を発揮した。

日本人看護師の助けを借りながら、ヘマーリー海軍大尉はレース中に突然倒れて意識を失った女性参加者に対してCPR(心肺機能蘇生法)を施した。

「医学部在学中、似たような状況を扱った訓練を受けたことはありますが、実際にこのようなことを体験したのは初めてなので、かなり不安でした。」とヘマーリー海軍大尉。

この日、ヘマーリー海軍大尉は10キロのランを完走し、奥さんと子供を捜しながらサイドラインの横を歩いていた。すると、一人のランナーが倒れているのを見つけた。

「最初はただ、つまづいただけだと思っていました。」とヘマーリー海軍大尉。「彼女は立ち上がり、大丈夫そうに見えましたが、また倒れこみました。そのときは別の日本人参加者が彼女を立ち上がらせ、彼女はまた走りだしました。彼女は倒れる度にだんだんと、普通ではなくなっていくように見えたので、彼女が倒れる度に少しずつ近づいていきました。」

女性が3回目に倒れたとき、ヘマーリー海軍大尉と日本人看護師が彼女の元へ駆けつけ



た。女性が意識を失い、脈拍がないのを確認すると、看護師は胸部圧迫を開始し、ヘマーリー海軍大尉は人工呼吸を行った。

「(日本人看護師との間に)言葉の壁があったので、人工呼吸をどのタイミングで行うかを判断するのは簡単ではありませんでした。ですから、看護師を注意深く見ながら彼女が胸部圧迫を終えるのを待ち、その後、人工呼吸を2回しました。」とヘマーリー海軍大尉。「人工呼吸を2回した後、彼女は咳をし、息を吹き返しました。」

ヘマーリー海軍大尉は「法的責任という点で、心配な事も頭の中に浮かびましたが、彼女が三回目に倒れこんだとき、周りに誰もいなかったため、この心配は吹っ飛びました。本能的に彼女を救おうとしていました。」と話した。

この事故を知った岩国市は、目撃者に確認を取った後、ヘマーリー海軍大尉の勇敢な行動を表彰することを決定した。

ロバート・ケイシー医療歯科クリニックの家庭医であるヘマーリー海軍大尉は5月12日、岩国市役所で岩国市体育協会から感謝状を贈られた。

「不測の事態に備えるため、大会当日は多くの医療スタッフを待機させていました。ですが、ヘマーリー海軍大尉はこの状況に対して最初に行動を起こしてくれた人物であることに、私達は感謝をしています。」と話すのは、一般財団法人、岩国市体育協会会長の伊達明彦さん。「これは、日米の両方にとって大変象徴的な出来事でした。」

ヘマーリー海軍大尉は、「岩国市が自分のために感謝状贈呈式をしてくれたことは信じ難いことです。私は女性の命を救う一助ができただけで嬉しく感じています。」と話した。

「私はただ、自分が正しいと思ったことをしただけです。このように注目されることを望んでいたのではありません。」とヘマーリー海軍大尉。「私達が日本に駐留している理由の一つは、日本の皆さんとの絆を作ることです。感謝状をいただけたということは、私の行動が友情の証と見てもらえたのだと信じています。」

岩国体育協会はこのロードレース主催に力を入れており、日米の友好関係を築くためにこのロードレースにアメリカ人を招待している。

伊達会長は、「ヘマーリー海軍大尉によるこの思いやりの行動は、日米の友好関係が本当に成長している証拠です。」と話した。

ヘマーリー海軍大尉は、「私が経験したような状況に備えて、一時救命措置(Basic Life Support、BLS)の資格を取得するよう、みんなに呼びかけていきたい。」と話した。


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