米海兵隊岩国航空基地 -- 11月1日、岩国基地で航空安全ワークショップが開催され、日本各地から訪れた約60名の日本人パイロットが参加した。
岩国基地、航空安全担当官のエドワード・バーレット少佐によると、このワークショップは日本人民間人と米軍人が航空安全について話し合うために集まる唯一の機会であるという。
「今日は様々な団体が集まり、我々全員が使用する安全な労働環境、運用環境を促進するために、パイロットにとって最も価値のある情報を提供してくれました。」とバーレット少佐。
このワークショップでは、軍のフライトインフォメーションや日本のパイロットへの配慮、航空管制手順など、軍用機運用に関する知識を参加者に教えた。
今回のワークショップのために米軍パイロットと日本人民間パイロットに働きかけたのは、日本航空機オーナー・操縦士協会理事の細谷泰正さん。
「私たち日本人パイロットは軍用機の飛行特性には詳しくありませんから、今日のワークショップで軍用機が岩国の領空外でどのように運用されているかを学ぶつもりです。」と細谷さん。
細谷さんによると、岩国は民間パイロットにとって航空交通量の多い領域であり、このワークショップを通じて、参加者は軍用機とのコミュニケーションがいかに重要であるかを認識できたという。
細谷さんは、「米軍が私たちの要求を聞き、懸念事項に関する情報を提供してくれたことに感謝しています。おかげで、コミュニケーションの手段をさらに広げることができました。」と話した。
「軍と民間人、また日本航空機とアメリカ航空機の境界を越えて、私たちが飛行に関する情報を共有することは重要です。私たちは同じ空域を共有しているのですから。」と細谷さん。「この件に関して、在日米軍が協力的であることに大変喜んでいます。」
写真1:11月1日に岩国基地、クラブ岩国で開催された航空安全ワークショップで、出席した日本人パイロットの前で挨拶をする岩国基地、航空安全担当官のエドワード・バーレット少佐。日本人民間人と米軍人が航空安全について話し合う機会は、このワークショップだけである。
写真2:11月1日に岩国基地、クラブ岩国で開催された航空安全ワークショップで、出席した日本人パイロットに話をする、岩国基地、航空管制副担当官のエイブ・ローマンさん。日本人民間人と米軍人が航空安全について話し合う機会は、このワークショップだけである。
写真3:11月1日に岩国基地で開催された航空安全ワークショップに出席した日本人パイロットが、基地内のゼロ戦駐機場を見学している。日本人民間人と米軍人が航空安全について話し合う機会は、このワークショップだけである。