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米海兵隊岩国航空基地

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トータルシールド2010 - 基地と隊員の能力を試す訓練シナリオ

By クラウディオ・マルティネス兵長 | | February 25, 2010

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岩国基地が攻撃されたと知らされると、ライフルが支給され、補助安全部隊の隊員が道路をパトロールした。同時に、10人の人質をとった襲撃犯がいるカミサリーには憲兵隊と緊急対応チームが急いで向かった。

これらの状況は軍事演習トータルシールドでの想定シナリオだが、時間とコミュニケーションが重要なこれらの状況に岩国基地の人員は実際に起こったこととして対応した。

2月25日、岩国基地隊員と陸上自衛隊、第13旅団、第46普通科連隊(海田市駐屯地)の自衛隊員は、一週間に及ぶ軍事演習トータルシールドおよびアクティブシールド2010を終えた。

トータルシールドの指揮官であるグラント・キルマー少佐は、「トータルシールドはテロリストからの攻撃に対する岩国基地の防衛能力を意図し、アクティブシールドは日米の相互運用性向上を意図している。」と話す。

トータルシールドは岩国基地の上級職の人員によって計画され、これらの人員は訓練シナリオをホワイトセルと呼ばれる部屋の外で運用した。

ホワイトセルの隊員は、実際の襲撃犯、疑わしい船舶の調査、主要任務エリアの妨害、水上ロケット攻撃などのシナリオを通じて、基地の防衛能力をテストした。

「今年は、緊急対応センターをテストする新しい方法を模索した。」とキルマー少佐。「実際に考える必要のあるシナリオを、異なる想定で設定した。」

基地全体の能力を試す訓練シナリオもあったが、隊員個人の能力も試すシナリオもあった。

「海兵隊員や海軍隊員は、大きな組織、大きな構造の一部であることを理解し、彼らなしではこれらの組織や構造は成功し得ないことを理解しなければならない。」と話すのは、ホワイトセル指揮官で演習管理者のキース・アップルゲート中佐。

「重要でない狙撃兵など存在しない。重要でない監視員も存在しない。なぜなら、各個人の役割がどれだけ小さいものであろうと、どれだけ小さく見えるものであろうと、大きな結果につながる重要なものであり、大きな組織にとって重要なものだからである。」この演習に参加した者は全員、適切なコミュニケーションを認識し、それぞれのシナリオで迅速な対応時間が重要であることを認識した。

「すべての訓練の発展と同様に、自分たちがうまくできたことと改善しなければならないことがあることを学習した。」とアップルゲート中佐。「コミュニケーションに関しては改善しなければならないとわかった。また、もっと迅速に対応しなければならないということもわかった。」

「この演習についての私の見解は、過去8年間で行われた10回の演習を通じて培われた、米軍と直接対話する関係に自信を与えてくれた。」と話すのは、陸上自衛隊、第46普通科連隊司令、井手篤一等陸佐。「情報の正確性と迅速性に関してはまだ改善の余地があり、報告された手順を再検討する必要がある。」

また、井出一等陸佐は、演習の重要な結果として、相互理解ができたと感じている。「過去50年で、われわれは米軍と自衛隊の違いを認識し、歩み寄り、任務を達成してきた。」と井出一等陸佐。「部隊レベルで日米が相互理解するには、絶え間ない努力が必要だ。そのため、この演習は我々の防衛能力を向上させるためだけに重要なのではなく、相互理解を強固なものにする大切な機会としても重要だ。今後もこの演習を続けていくことが間違いなく必要だと思う。」


 
写真1
2月25日、軍事演習トータルシールド2010で、岩国基地の北西にある化学物質汚染地域から子供のダミー人形を運び出す基地の消防隊員。化学攻撃に対する基地の対応をテストするこのシナリオでは、プラスティック製のダミー人形とスモークマシン(煙を発生させる装置)が使われた。

写真2
2月25日、軍事演習トータルシールド2010で、岩国基地の北西で、化学汚染された民間人を浄化している基地の消防隊員二人。このシナリオは化学攻撃に対する基地の対応をテストした。

写真3
2月24日、軍事演習トータルシールド2010の多重災害訓練で、フライトラインで負傷した民間人の役をする、基地の隊員。このシナリオではフライトラインに航空機が墜落したことを想定し、基地内の緊急部隊の対応時間と効果的な対応をテストした。

写真4
2月25日、軍事演習トータルシールド2010で、基地の北西にある「化学汚染された」領域の大気環境をテストする、耐生物化学防護服を着た基地の消防隊員二人。想定された化学攻撃に対応するため、基地の海兵隊員と海軍隊員は任務志向防護態勢(大量破壊(NBCR)兵器にさらされた場合の防護態勢)の装備を着用した。

写真5
2月24日、軍事演習トータルシールド2010のフライトラインでのシナリオで、航空消防隊、消防隊、海軍岩国病院、第11歯科中隊の隊員が協力して、負傷した民間人の生命を救った。 このシナリオはこの演習中に行われたさまざまな想定のひとつで、通常の支援活動も同時に継続しながら、テロからの攻撃に対する基地の防衛能力をテストするために作られた。


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