米海兵隊岩国航空基地 -- 5月14日、高耐荷重設計の新滑走路を、岩国基地、司令部司令中隊(H&HS)と海兵第12航空支援中隊(MAG-12)の隊員が異物撤去のための歩行巡回(FODウォーク)を行った。新滑走路でFODウォークが行われるのは今回が初めて。
この日、FODウォークを行ったのは400名以上の海兵隊員と海軍隊員。5月29日に行われる新規滑走路の運用開始式に備えてのこと。
日常の飛行運用が始まった際に航空機が事故を起こさないよう、旧滑走路からおよそ一キロ離れた場所に位置するフライトラインに隊員が横一列に並び、小石や紙、その他のすべての異物を拾い集めた。
MALS-12は今回だけでなく、H&HSが毎月行っているFODウォークにも参加している。
「基本的に、我々はH&HSの任務遂行を支援している。」と話すのは、MALS-12の飛行場運用チーフのロバート・ウィリアムソン海軍二等軍曹。
「我々は、さらなる事故を避けるため、任務を遂行し続けるため、そしてH&HSと同様に新滑走路に関係していることを示すために、自分たちの役割を果たしている。」
新滑走路は1997年から工事が開始され、現在は日常的な使用が可能な状態となっている。
新滑走路は騒音軽減と安全強化のために設計された。新滑走路は、工場地帯付近を避けるために航空機が離陸直後に方向転換をする必要がない場所に位置しており、結果としてパイロットにとっては安全上の問題が軽減し、地域住民にとっては騒音が軽減されることになる。
新しく整備されたフライトラインを約3時間歩いた後、金曜日の午後を使ってFODウォークに参加した隊員たちは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)提供のバーベキューで感謝を示された。
FODウォークに参加した隊員は、ペニーレイクに用意されたホットドッグやハンバーガー、飲み物などを楽しんだ。
写真1
5月14日、新滑走路で横一列になって初めてのFODウォークをする司令部司令中隊(H&HS)と海兵第12航空支援中隊(MAG-12)の隊員。