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米海兵隊岩国航空基地

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9/11を忘れないために - フリーダムウォーク

11 Sep 2010 | ミランダ・ブラックバーン兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

9月11日、岩国基地で第9回フリーダムウォークが行われ、基地司令部前のパレードデッキに参加者が集まった。

2001年、9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを記憶している人は、9年前に何が起こったかを鮮明に覚えているだろう。

職場にいた人、学校にいた人、家で朝食を取っていた人など、ほとんど全員がテレビの前に座り、愕然としていた。

あの日命を落とした消防隊員や警察官、多くのアメリカ市民を追悼するために、9月11日の朝7時半、基地の海兵隊員、海軍隊員、消防隊員、民間人はパレードデッキに集まった。

「フリーダムウォークは、岩国基地のコミュニティが表に出て、その支援を表すものだ。」と話すのは、デヴィン・ジョンストンーリー消防隊長。「このフリーダムウォークは何が起こったかを追悼するために行うものだ。なぜなら、消防隊はいつも大きな役割を担っており、あの日命を落とした消防隊員にも敬意が払われており、我々は誇りに思っているからだ。(みんなの犠牲を忘れることはない。特に、日常的に犠牲が続く軍事施設において。)」

国旗掲揚が始まると、パレードデッキにいた幼い子供達から大佐まで全員が静かに立ち上がった。国旗がマストに掲げられると、全員が星条旗に向かって敬意を払った。

「戦線やアメリカ本国で自由のために尽くした人達全員のことを心に留めておこう。」と岩国基地司令官のジェームス・スティワート大佐が挨拶。「永遠なる忠誠を。さあ、歩きはじめよう。」

消防車のスピーカーからは「アメイジンググレイス」が流れ、それに続くフリーダムウォークの参加者達が基地内の通りを埋めていった。

隊員、母親、子供、そして全員が、基地教会へと向かって歩いた。

人々が教会に向かって歩くにつれ、神妙な静寂に包まれていった。教会では、大きなスクリーンに9.11の写真が映し出されており、参加者の多くの頬に涙がつたっていた。

教会での追悼式では、ゲストスピーカーとして司令部司令中隊司令、マイケル・コレッタ中佐が招かれていた。

追悼式では、9.11に命を落とした347名の消防隊員のために、基地消防隊員がベルを鳴らした。

「このベルは消防隊にとって象徴的なものだ。」とジョンストン-リー消防隊長。「ラジオがなかった時代は、ベルで知らされていた。 朝の勤務シフトで、その日の仕事の始まりを知らせるのはベルだった。ベルは消防隊にとって象徴的なものであり、この伝統を持ち続けていることをうれしく思う。」

追悼式が終わりに近づくと、参加者は「リパブリック賛歌」を唱歌し、厳粛な表情で静かに教会の外へ出た。「(フリーダムウォークは)終わりを象徴している。」と話すのは、参加者の一人、ジーナイス・コフィーギブズさん。

「このフリーダムウォークは、安全に誰かのことを思い出したり、激昂せずにあの出来事を思い出す機会を与えている。より建設的な環境でこのようなことを)するのはいいことだと思う。」

この日のフリーダムウォークは、人々にとって、それぞれの意味を持つ。

ある人にとってはあの日命を落とした人達に敬意を表する日であり、ある人達にとっては、毎日消防隊員として勤務している自分の任務を思い出す日であった。


 
写真1
9月11日に行われたフリーダムウォークに参加した基地の海兵隊員、海軍隊員、民間人が基地教会に向かって歩いている。このフリーダムウォークは、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを忘れないため、また、同テロで命を落とした人たちを追悼するために行われた。


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