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米海兵隊岩国航空基地

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そろばん:手首を動かせば、算数は簡単

16 Nov 2010 | ミランダ・ブラックバーン兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

11月16日、そろばんの先生であるイノアシ・ミユキ先生がマシュー・ペリー小学校を訪問し、アメリカ人の児童がそろばんの計算方法を学んだ。

そろばんは高度な計算器で、人の頭での計算能力を補助する道具であり、数の概念、10進法、位取りをよく理解するための道具である。

そろばんの形状は奇数の芯があり、その芯それぞれに珠がついている。それらの珠は、1つの珠で5を意味する天珠、1つの珠で1を意味する地珠で成り立っている。各芯には天珠1つと地珠4つがついていて、梁と呼ばれる板で仕切られている。

この道具は様々な種類の数学式を計算するために使われていた。

イノアシ先生は、小学校4年生の教室で、何人かの児童に一番好きな2桁の数字を思い描いて、児童の前にあるホワイトボードにその数字を書くように言った。それから、イノアシ先生はそれぞれの数字に3桁目を加えて、M.C. ペリー小学校の日本文化・日本語担当のハマギリ・ヨウコ先生と誰が一番早く全部の数字を足した答えを出すことができるかを競った。

「イノアシ先生をよく見ててね。先生がどんな風にそろばんを使っているかがわかるから。」とハマギリ先生は教室の児童に言った。電卓を手に持って、ハマギリ先生はできるだけ早くそれぞれの数字を電卓に打ち込もうとした。だが、イノアシ先生の指は、上へ下へ、左から右とそろばんの枠の中をすごい速さで動いた。

ハマギリ先生が電卓で加算の問題を終わるまでに、イノアシ先生は4回も答えを出していた。答えは4,285.

イノアシ先生は別の児童に、本の中のどれでもいいので加算の問題を選ぶように聞いた。ハマギリ先生は、その問題をホワイトボードにもう一度書いた。

イノアシ先生は、教室の児童に、実際のそろばんを使わない代わりに、頭の中にそろばんを思い浮かべて答えを出すといった。

ハマギリ先生が電卓を使って計算している間、ハマギリ先生はまだ問題の数字を入れ終わっていないのに、イノアシ先生は頭の中の計算技術を使って答えを出した。

「私の母親はそろばんの先生でした。」とイノアシ先生。「母は私がまだ6歳のころからそろばんを教えはじめました。それ以来、毎日、2-3時間そろばんの練習をしてきました。」

イノアシ先生は、先生用の大きなそろばんを使って、児童達にそろばんの使い方を見せながら教えた。児童達は、一桁から四桁の数字の基本的な加算や減算の解き方を習った。

そろばんでは、加算、減算、乗算、除算ができる。

そろばんはの小数の概念が視覚的に実演できるため、日本の小学校の算数の時間で教えられている。イノアシ先生が教室で教えている間、児童達はすぐに理解し、授業を楽しんでいた。

「とても楽しかった。」と話すのは、4年生のカマラ・ブラウンさん。「とっても計算が速いし、練習したら電卓にも勝てる。そろばんのクラスは一年に一回しかないので、もっとたくさんやってほしい。」

イノアシ先生による授業は40分ほどであったが、児童たちはそろばんの使い方だけでなく、複雑な数字を計算する簡単な方法を習った。


 
写真1
11月16日、マシュー・ペリー小学校の授業で、そろばんのイノアシ・ミユキ先生が先生用の大きなそろばんを児童たちに触らせて、そろばんの使い方を理解しているかを確認している。そろばんは高度な数学的能力を持つ道具で、人の頭での計算能力を補助する道具であり、数の概念、10進法、位取りをよく理解するための道具である。

写真2
イノアシ・ミユキ先生の授業中に自分達のそろばんで練習する児童たち。イノアシ先生はそろばんの先生で、11月16日にマシュー・ペリー小学校を訪問して児童にそろばんを教えてくれた。そろばんは様々な数式を計算するために使用されていた。


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