米海兵隊岩国航空基地 -- 4月22日、2011岩国基地司令官杯(コマンダーズカップ)の相撲大会がアイアンワークスジムで行われ、基地内の部隊が参加した。
海兵第171航空支援師団中隊(MWSS-171)は他の参加部隊から簡単に優勝を勝ち取り、今年の相撲大会を制した。
基地司令官杯は、基地内の部隊同士で競われるポイント制のトーナメントで、優秀な成績を収めた部隊は表彰される。相撲大会はこの司令官杯トーナメントで行われる競技のひとつで、第2位は海兵第12航空補給中隊(MALS-12)、第3位は司令部司令中隊(HHS)となった。
MALS-12チームのライアン・メンジーズ兵長は「司令官杯はとても素晴らしいトーナメントだ。」と話す。「司令官杯の競技を通じて、基地の隊員が積極的になれる。」
相撲大会では、各部隊の選手がゴム製の相撲スーツと髷(まげ)のヘルメットを着用して力士に変身。土俵に見立てられたマットに上がり、顔をつき合わせて押したり、投げたり、引いたりして相撲を取る。勝ち負けの境界線は、土俵マットの外に出たとき。「他の参加部隊と競技して、友情を培うのこともできる。」と、メンジーズ兵長。
この相撲場所では、MWSS-171、HHS、CLC-36、MALS-12、施設部の5つの部隊が参加し戦った。各チームは5名の力士メンバーで構成され、各力士は対戦相手と3回試合を行い、2回買ったほうが勝ち力士とされた。
「この相撲大会のイベントは、基地内の色々な部隊が集まって競ういい機会だと思う。」と話すのは、フィットネスインストラクターのバーバラ・ローマンさん。「相撲大会は楽しいだけでなく、参加隊員は自分達の力を試すこともできる。」
相撲大会の戦いの火蓋を切ったのは、相撲スーツに身を包んだダリン・セラーズ兵長とカールウェイン・ペチャ兵長の取り組み。結果は、押し出しでペチャ兵長に軍配が上がった。
MALS-12チームはCLC-36チームの残りの力士に勝ち、その後の対戦も優位に進めていった。取り組み中は、それぞれの所属部隊の力士に向かって多くの隊員が歓声をあげ、相撲スーツを着た力士がよろめいているのを見て笑っていた。「勝とうと思ってすごくがんばった。」とメンジーズ兵長。「このような試合はうちの部隊では誰もやったことがなかったが、楽しんで参加できた。」
続いての対戦は、HHSチームのエンリケ・ワトソン三等軍曹とMWSS-171のデレック・デュデック三等軍曹。勝ったのはワトソン三等軍曹だったが、HHSの他の力士メンバーがMWSS-171に勝てなかったため、チームとしてHHSは敗れてしまった。
次は施設部チーム対MALS-12チーム。
施設部の海軍隊員は勇敢に試合に挑んでいったが、MALS-12の隊員は連勝を続けた。
「うちのチームは司令官杯トーナメントのために、毎日トレーニングしている。」と話すのは、MALS-12のヘッドコーチ、コレイ・サンフォード二世さん。
HHSチームは施設部と戦い、第3位を獲得した。
HHSチームはワトソン三等軍曹が自分のチームの力士にアドバイスをすると、力士達は施設部チームの力士を押し出したり、投げたりして、勝利を勝ち取った。
決勝はMALS-12チーム対MWSS-171チームの戦いとなり、メンジーズ兵長対デュデック三等軍曹が土俵上でにらみ合った。
メンジーズ兵長はデュデック三等軍曹を土俵マットの外に投げ出して勝利し、MALS-12チームを優勢に導いた。
だが、MWSS-171チームのケリー・マラブル兵長はMALS-12チームのアンドリュー・ジル一等兵を押さえつけ、同点に追い込んだ。
1対1の攻防の場面で、セライオ・ビジャロエル海軍三等軍曹はシャウン伍長を軽く投げ飛ばし、MWSS-171を優位に立たせた。
MALS-12チームの次の戦いはペチャ兵長に託されたが、対するMWSS-171チームのイシャー・ファギンズ伍長には勝てなかった。
ファギンズ伍長の勝利で、MWSS-171チームが優勝トロフィーを勝ち取った。
相撲大会は、一年を通じて争われるコマンダーズカップの9つの競技のうちのひとつ。「コマンダーズカップの次の競技に挑戦する準備はもうできている。」とファギンズ伍長。
MWSS-171は現在、今年の基地司令官杯をリードしている。次回の司令官杯の競技は、5月13日にトリイパインゴルフコースでのロンゲスト・ドライブ競技が予定されている。。
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4月22日に岩国基地、アイアンワークスジムで行われた2011岩国基地司令官杯トーナメントの相撲大会で、相手の相撲スーツのつかみ方の戦略的な方法を司令部司令中隊(HHS)チームのセス・ストリンガム兵長に教えている、同チームのエンリケ・ワトソン三等軍曹。相撲大会は一年間行われる司令官杯トーナメントの9競技のうちのひとつ。
写真2
4月22日に岩国基地、アイアンワークスジムで行われた2011岩国基地司令官杯トーナメントの相撲大会で、MALS-12チームのカールウェイン・ペチャ兵長を土俵マットに投げ飛ばす、施設部チームのマーク・レイヒ海軍三等軍曹。参加したのは、MWSS-171、HHS、CLC-36、MALS-12、施設部の5部隊。