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米海兵隊岩国航空基地

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Lance Cpl. Nick Schiner, Combat Logistics Company 36 engineer equipment mechanic, gathers trash and debris along the seawall near Penny Lake during an Earth Day celebration here April 22. More than 80 Marines, sailors and station residents volunteered to clean the area around the seawall where the Nishiki River meets the Iwakuni harbor.

Photo by Lance Cpl. Jennifer Pirante

アースデイに基地隊員が清掃活動

22 Apr 2011 | ジェニファー・プロンテ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

日本では1997年に「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」が施行された。この法律により、日本の消費者はごみを捨てる前にガイドラインに沿った分別をしなければならない。

岩国基地では4月を環境月間と位置づけ、基地住人や従業員に日本の地域社会の一員として、自分の住んでいる場所や環境への配慮を奨励している。基地施設部環境課は、基地住人に4月の環境月間について知ってもらうために様々な取り組みをした。

「環境月間のことをみなさんに知ってもらうために、基地内にお知らせを掲示したり情報ブースを設置することからはじめました。」と話すのは、環境保護専門家のチャック・ヒルさん。

環境月間中に基地住人が直接参加できるよう、環境課は毎年の恒例行事である堤防の清掃活動を準備した。

アメリカのアースデイである4月22日、80名以上の隊員と基地住人が清掃活動に参加して、ペニーレイク近くの堤防に沿ってごみや瓦礫を集めた。

岩国基地の堤防は錦川と基地港湾が合流する場所。この堤防に沿って、手袋をつけた基地のボランティアがゴミ袋を片手に、できるだけ多くのごみを集めるために広い範囲にわたって作業した。

隊員たちは50枚以上の大きいサイズのゴミ袋に、ペットボトルやプラスチック製のコップ、大きな発砲プラスチック、木製品や金属製品で覆われた様々なごみを集めた。

「清掃活動は無事に終えることができました。」とヒルさん。「岩国基地の様々な部隊の司令が、この清掃活動が価値あることだと理解し、協力してくれたおかげです。」集められた木製品や金属製品のごみは、施設部が清掃活動終了後に適切に処理された。

清掃活動が終わると、環境課とそのボランティアがバーベキューを準備して、ホットドッグ、ハンバーガー、サンドイッチ、スナック、飲み物などで清掃活動に参加したボランティアの労をねぎらった。

「堤防の清掃は重要だ。なぜなら、堤防の清掃によって、我々が親善大使だと岩国の地域社会に示すことができるからだ。」と話すのは、今回の清掃活動に参加した、ジャスティン・バーク伍長。「我々は厳密には岩国に永住するわけではないが、自分達が住んでいる社会の環境に配慮していることを示すことができる。」

海兵隊員や海軍隊員、その他の基地住人がよき隣人であることを日本の地域社会に示すために、環境課は3つのアール(R)、リデュース:減らす(Reduce)、リユース:繰り返し使う(Reuse)、リサイクル:再資源化(Recycle)を奨励している。

「まず最初にするべきことはごみを減らすことです。」と話すのは、施設部環境課長のメラニー・ベングソンさん。「皆さんは常にリサイクル(再資源化)をまず考えるようですが、本当に一番最初にするべきことはごみを減らすことです。その後でもう一度使うことはできないかを考え、最後にリサイクルなのです。環境課は、みなさんが新しく物を買うときにこの3つのステップを考えて欲しいと思っています。」

環境月間中、環境課はマリンコーエクスチェンジ(基地内デパート)やカミサリー(基地内スーパーマーケット)で買い物をする際、品物の種類に注意するよう呼びかけた。

「グリーン購入というものがあります。」とベングソンさん。「グリーン購入とは物流における環境への取り組みのことで、環境に配慮した商品を積極的に購入し使用することです。(基地住人の皆さんは)自分が買おうとしている製品についてもっと知ることができます。また、買おうとしている品物がグリーン製品(地球に優しいエコ製品)かどうかを知ることができます。」

グリーン製品については、その包装方法、原材料や再資源化できる原材料の含有率、再資源化のためにできることなど、異なる基準がある。岩国基地では認定リサイクルプログラム(QPR)を行っており、リサイクルの奨励を続けている。QPRによって再資源化をすすめた結果、2010年度は20万2千ドル(およそ1,630万円)の利益を生み出した。今年度も増益が期待されている。

「環境課はこの数年間、このプログラムで増益を続けてきた。」とベングソンさん。「今年は今までで最高の利益を上げたいと考えている。」

QPRでは、段ボール、紙、スクラップ材料、加工済み材料、鉛酸蓄電池をリサイクルしている。

岩国基地の役に立つ最良の方法のひとつは、単純にリサイクルすることだとヒルさんは話す。「環境課は、皆さんが確実にごみを分別したり、アルミ缶や紙、段ボールなどのリサイクル可能なものを分けてくれるような取り組みをしていきたい。」

環境課は今後も、基地住人が環境に考慮するには多くの方法があるという認識を高める取り組みを行っていく予定だ。


 
写真1
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、CLC-36所属、ジョセ・ランダベルデディアス兵長が材木の山の上を巨大な発泡スチロールを運んでいる。

写真2
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、ごみや人工破片を集めているCLC-36のデイビッド・レイスヒメネス兵長。

写真3
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、ごみや瓦礫を集めているCLC-36所属のデイビッド・レイスヒメネス兵長。日本の地域社会の一員として、岩国基地では4月を環境月間と位置づけ、基地住人や従業員に自分の住んでいる場所や環境への配慮を奨励している。

写真4
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、ごみや瓦礫を集めるCLC-36所属のデイビッド・ゴンザレス一等兵。隊員が清掃活動を終えると、環境課とそのボランティアがバーベキューを準備し、清掃活動に参加したボランティアの労をねぎらった。

写真5
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、ごみや瓦礫を集めるCLC-36所属のニック・シャイナー兵長。ボランティアの隊員や基地住人80名以上が、錦川と基地港湾が合流する堤防沿いの清掃活動に参加した。

写真6
アースデーの4月22日にペニーレイク近くで行われた堤防沿いの清掃活動で、基地を清潔に保つために、ごみや瓦礫を集めているCLC-36所属のアレキサンダー・マッケイフリー(写真左)とジェイムズ・ハーデン兵長(写真右)。清掃活動に参加した隊員は50枚以上の大きいサイズのゴミ袋を片手に、ペットボトル、コップ、大きな発砲スチロール、木製品や金属製品で覆われた様々なごみを集めた。


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