米海兵隊岩国航空基地 -- 11月25日、岩国錦帯橋空港の地鎮祭と起工式がに行われ、岩国基地関係者が出席した。
この地鎮祭は、斎主の白崎八幡宮の神主によって行われた。神主は、地域の氏神を式典に迎え、空港建設に携わる工事関係者たちの安全を祈願した。
岩国基地司令官のジェームズ・スチュワート大佐、防衛政策見直し協議(DPRI)担当官のエドワード・カットシャルさん、岩国航空自衛隊、第31航空郡司令の小松龍也海将補も式典に参加し、岩国市コミュニティとその指導者たちへの支援を示した。
「岩国という素晴らしい地域社会の一員として、我々がどれほど彼らの努力に感謝しているかを示すことは、我々にとって重要である。」とスチュワート大佐。「式典自体は神道による神聖な式典であった。式典に参加し、敬意の念と友好関係を示せたことを誇りに思う。」
岩国には1952年から1964年までの間、民間空港が存在した。1964年の閉鎖以降、地元の人々や指導者たちは、地元にもう一度空港を再開するために熱心に取り組んだ。
スチュワート大佐は、岩国の指導者たちとこの大規模なプロジェクトを完成させるべく、今後も継続して計画を調整していく。「大規模で複雑なプロジェクトは、実を結ぶまでに大きな努力を必要とする。」とスチュワート大佐。「地域コミュニティの皆さんを支援し、皆さんの夢が現実になるのを見ることができ、嬉しく思っている。」
岩国錦帯橋空港が完成すると、岩国市周辺の住人は、福岡空港や広島空港まで行かなくても岩国の外へ行くフライトを利用できる。そのため、福岡空港や広島空港へ行くまでの時間やお金を節約でき、基地住人や岩国市民にとっては利便性が向上する。
福田良彦岩国市長は空港建設がついに開始したことに安堵し、興奮しているようだ。「紆余曲折ありましたが、地元の悲願であった民間空港の起工式をやっと行うことができました。」
民間空港は日本人、アメリカ人の乗客両方に空港への簡単なアクセスを提供し、円滑な手続きとフライトを待つ間、飛行機を見ることができる大きな窓を提供する。
また、民間空港開港による旅行者の増加に伴い、岩国地域経済活性化も期待されている。
このプロジェクトにより、基地は、長年に渡りサービスや支援をしてくれた地元に還元することができる。民間空港は、岩国基地に駐留している海兵隊員や海軍隊員にとってもメリットがある。
「空港施設は地元の経済を成長、繁栄させる。」とスチュワート大佐。「民間空港により、海兵隊員や海軍隊員、その家族など、岩国基地のコミュニティが移動するのを少し簡単にするだろう。」空港のフライトスケジュールや正式なオープン日程は、建設工事とともにまだ調整中である。
「民間空港再開が着実に前進しているということを実感しています。」と福田市長。「今日は、熱い思いと長年に渡る努力が実を結んだ瞬間だと感じています。20年以上にわたって、多くの人々がこの日のために貢献してきました。感無量です。」
空港は、日米両政府が認識し、調整と友好関係を通じて一緒に作成した、別の政策表明である。
「私たちの第一の目標は達成したと感じています。この日を迎えられてほっとしているところです。」と話すのは、岩国民間空港ビル会社の柏原信二社長。「日米両政府間の調整を期待しています。私たちの目標は、民間空港再開をできるだけ早く実現することなので、互いを支援する努力を続けていきます。」
岩国錦帯橋空港は、市民に愛されている歴史的建造物の錦帯橋にちなんで名付けられた。
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11月25日、岩国錦帯橋空港の起工式で席に着こうとしている、白崎八幡宮の神主。神主は、地域の氏神を式典に迎え、空港建設に携わる工事関係者たちの安全を祈願した。