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米海兵隊岩国航空基地

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子供時代の夢をかなえた日本人従業員 - MCCS児童文化プログラムコーディネータ

By マーセル・ブラウン伍長 | | January 28, 2012

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私達が子供時代に心に決めたことや経験したことの多くは、将来の結果に影響を及ぼす。

こういった経験の中には人生を変えてしまうものもあるが、簡単に見過ごしてしまった経験が、後になって人生に大きな影響を与えることもある。

「今、とても幸せです。夢がかないました。この仕事を生涯続けていきたいと思います。」と話すのは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、児童文化プログラムコーディネーター兼管理専門職のヤマモト・ナミさん。

基地では「ナミさん」と呼ばれて親しまれているヤマモトさんは、基地住人に文化交流の機会を提供することで、今、子供時代の夢を実現している。

岩国出身のナミさんが初めてカルチャーショックを受けたのは8歳のとき、彼女の両親が基地の隊員とその家族をナミさんの家に招待したときだった。

「小学校のとき、家の近所にはたくさんの隊員が住んでいました。」とナミさん。「その中の1人が餃子が好きで、母がよく餃子を作ってあげていました。その隊員の娘さんと私はよく一緒に遊んでいました。」

ナミさんの外国の隊員やその家族と交流したいという情熱は、年を追う毎に大きくなっていった。

「高校生のときは英会話クラブに所属していました。このクラブ活動では、顧問の先生がたくさんの文化交流イベントに連れて行ってくれました。」とナミさん。ある文化交流イベントで、英会話クラブの生徒たちは基地のペニーレイクで行われた凧つくりと凧上げのイベントに招待された。

ナミさんはその時のことを、「基地の人たちと交流できて、とても嬉しく感じました。でもそれと同時に、言葉の壁があるためにアメリカ人の友人に自分の考えをうまく伝えることができず、悲しい思いもしました。」と話す。

「日本人は内気な人が多く、外国人とコミュニケーションをとりたいと思っても、どうしたらいいかわからないのです。だから、一人で過ごしたりするんです。」とナミさん。「それで、二つの文化をつなぐ仕事がしたいと思ったんです。」

自分の夢をかなえるための最初の一歩として、ナミさんは短大へ進み、英語を2年間勉強した。短大卒業後、イギリスで1年間、日本語教師になるための勉強をした。その後、日本に戻って広島大学で2年半、地域研究と教職課程(英語)を学んだ。

このときは日本で教職に就くことを考えていたのだが、子供のころの夢が彼女の心からなかなか消えなかった。

「英語の教授方法を学んだとき、日本で先生になれるかなと思っていました。」とナミさん。「それで日本の高校の先生になろうと考えたんですが、やめました。それは、日本にいるアメリカ人のために何かをしたいと思ったからです。」
ナミさんは、日常的にアメリカ人社会と関わる感覚に慣れるために、岩国基地のマリンコーエクスチェンジの仕事に応募することにした。

「エクスチェンジで働き始めました。とても楽しくて、大好きな仕事でした。」とナミさん。「アメリカ人が買い物する様子を見たり、アメリカ人のお客様と接することで、アメリカ文化について多く学ぶことができました。」

ナミさんは自分が夢見ていた仕事に就ける機会を待ちながら、アメリカ社会にどんどん溶け込んでいった。彼女はこのとき、全く気づいていなかったが、夢の実現はもうそこまできていた。

「あの時は、この職種が空席になるとは思っていなかったので、『この仕事をするには、まだ自分の英語力が足りないんじゃないか。』と感じました。でも、自分がこの仕事ができるだけの準備が整っているかどうかは、面接官に判断してもらおうと思い、応募を決意しました。」とナミさん。

果たして、この仕事やアメリカ人社会に対するナミさんの熱心な姿勢と情熱が、彼女を夢の仕事に就かせることになる。

「この仕事はまさに彼女の天職だと言えると思います。彼女は本当にこの仕事に全身全霊をかけて取り組んでいるんですから。」と話すのは、MCCS 、保育所のマネージャー、パメラ・ツォイギンさん。「この仕事はナミさんにとってはただの仕事ではないんです。」

ナミさんはこれまでに、あらゆる年代の基地住人のために、数え切れないほどの文化交流事業や文化適応プログラム、地域活動を調整してきた。「私達は日本に住んでいるのですから、日本の文化を受け入れ、尊重していかなければなりません。」とツォイギンさん。「私たち基地住人はアメリカとは違うことをを体験するべきです。ナミさんがそれを助けてくれるんですから。」

ナミさんの担当は子供向けの文化プログラムだが、彼女はMCCS内のほかの部署へ手を貸すことも躊躇しない。

「ナミさんは素晴らしい従業員であり、チームプレイヤーです。」と話すのは、ユースアンドティーンセンターのディレクター、ユージーン・クラークさん。「ナミさんは日本社会とファミリーチームプログラムとの間の通訳を担ってくれています。」

ナミさんの目標は、基地の子供達がみんな日本の地域社会との交流をしたがったり、日本文化に触れているのを見ることだという。彼女はこの目標を達成するために、これからも全力を注いでいくだろう。


写真1
1月28日に行われた「岩短親子フェスタ」で、岩国短大のシンジョウ・クニコ学長と話をする、MCCS、児童文化プログラムコーディネーターのヤマモト・ナミさん。このイベントは、ヤマモトさんが基地住人のために調整している文化交流イベントの一つ。

写真2
1月28日に岩国短期大学で行われた「岩短親子フェスタ」で、魚釣りゲームをする子供たちに声をかけるMCCS、管理専門職のヤマモト・ナミさん。岩国短期大学の学生は、参加した基地のアメリカ人家族が賞品をもらえるようなゲームをいくつか準備してくれた。


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