米海兵隊岩国航空基地 -- 3月4日、第6回錦帯橋ロードレースが錦帯橋周辺で行われ、2,200人を超えるランナーが参加した。
センパーフィット・リクリエーションスペシャリストのタジマ・マイさんの調整で、岩国基地からも30名以上がハーフマラソンに参加した。
「隊員や基地住人が日本文化を楽しむための橋渡しをしたいと思っています。」とタジマさん。「ジムにあるルームランナーで走るのは退屈ですが、錦帯橋近辺は景色も美しく、この大会では他のランナーたちと一緒に走ることができます。こんなチャンスは逃すべきではありません。」
全体からすると基地参加者はごく一部にすぎなかったが、何千人もいる日本人ランナーに対して闘志を見せた。レース中、立ち止まったり、歩いたりするアメリカ人ランナーはいなかった。ランナーは単純に走ることや、他の選手と一緒に走ることを楽しんだようだ。
「自分の隣で走る日本人カップルと一緒にレースを楽しみました。」と話すのは、ハーフマラソンに参加したアマンダ・スティールさん。「選手はお互いを抜かすときは必ず笑顔で追い抜いていました。今回が私にとって初めてのマラソンでしたが、観客の皆さんが声援を送ってくれたり、他の選手と一緒に走ってモチベーションが高まりました。このような経験をして、もっといろいろなレースに参加したいと思うようになりました。」
この大きな大会を台無しにするほどの寒々とした天気ではあったが、この友好的なロードレースの魅力はこの悪天候にも勝ったようだ。
「寒かったし、雨でぬれて、この日のスタートは最悪でした。」と話すのは、ハーフマラソンに参加したルーク・ピートさん。「でも、ピストルの音でレースがスタートすると、すべてがよくなりました。自分にとって走ることは、そんな効果があるんです。」
あいにくの天気と長いレースではあったが、脱落者は1人もいなかった。
ハーフマラソンがスタートしてから2時間半後、数千人もの絶え間ないランナーの流れが横山地区のゴール地点へと戻ってきた。レースを終えたランナーたちは完走したお互いをたたえあった。
「一位ではゴールできなかったけど、構いません。」とスティールさん。「このロードレースは私にとって始めてのマラソン大会でしたが、結構がんばったと思います。」
日本のロードレース競技大会で新しい経験をして、基地の参加者たちは新しく出会った日本人の友人にさよならとありがとうを言って家路に着いた。
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3月4日に錦帯橋周辺で行われた第6回錦帯橋ロードレースで、観客から声援を受けるジョセフ・ペイセントリルさん。この大会には2,200名以上が参加し、岩国基地からも30名を超える隊員が参加した。
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3月4日に錦帯橋周辺で行われた第6回錦帯橋ロードレースで、日本人ランナーと一緒に走る、岩国基地から参加したビクター・デルフロアさん。
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3月4日に錦帯橋周辺で行われた第6回錦帯橋ロードレースには、日本人の「ミリオンダラー」選手も参加していた。
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3月4日に錦帯橋周辺で行われた第6回錦帯橋ロードレースの模様。このレースには、2,200名以上の日本人、アメリカ人選手が参加した。