米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地司令、リチャード・ファースト大佐が7月17日、岡山県奈義町の関係者を迎え、サウンド・オブ・フリーダムを開催した。
奈義町関係者に基地と基地運用の重要性をより良く理解してもらい、地域社会からの支援を得るために、サウンド・オブ・フリーダムは岩国基地内を巡るツアーで構成されていた。
「私が基地司令として最も注力していることは地元地域の皆さんにとってよき隣人であること、また、即応性の維持の両方です。」とファースト大佐。「サウンド・オブ・フリーダムでは地域社会の皆さんを基地に招き、地元地域への影響を考慮して可能な限りの予防策を取る一方で、日米安全保障条約下での防衛義務を果たすというアメリカの永続的な責務を理解していただいています。」
この日はまず最初に、ファースト大佐から基地内の部隊、航空訓練や即応性についての概況説明、また、安全に関する指針や規則についての説明があった。
概況説明の間、奈義町関係者から基地司令や他の職員に対して質問する機会が設けられ、その後、一行は基地内を巡り、第171海兵航空師団支援中隊(MWSS-171)を訪問した。
「今日は基地の責務がどのようなものかを学び、現場で働く隊員の皆さんを見る機会を与えていただきました。そのおかげで私たちは海兵隊員が基地でどんなことをしているかがわかり、安心感を持つことができました。」と話すのは奥正親(おくまさちか)奈義町長。「いつか岩国の海兵隊員の皆さんが奈義町を訪れたときは、私たちがどんな生活を送っているかを見てもらえるでしょう。」
この日のサウンド・オブ・フリーダムは奈義町関係者向けに開催されたものだが、この数週間に開催されたもののほんの一部に過ぎない。6月25日は和木町、7月18日は御殿場市の関係者を招いて開催されている。
「サウンド・オブ・フリーダム・キャンペーンは地域行政と地域社会の皆さんを基地に招き、我々がここで何をしているか、また、岩国基地の存在が日米同盟にとってどれほど重要かを深く理解してもらうために行っています。」とファースト大佐。
ファースト大佐が岩国基地基地司令としての任務が終了間近となる時期に開催されたサウンド・オブ・フリーダムは、大佐が岩国を離任する前にもう一度開催される予定である。