米海兵隊岩国航空基地 -- ウィリアム・ハガティ在日アメリカ大使が11月30日、岩国基地と岩国市を訪れた。
大使の岩国基地訪問の目的は、防衛政策見直し協議(DPRI)によって多くの工事が進められている基地の変遷をよりよく理解するため。
大使は最初に航空管制塔を見学。管制塔から、一日に300万ドルが費やされる工事の進捗状況を見渡した。
次に岩国海上自衛隊、第71航空隊の駐機場を訪れ、US-2救難飛行艇の内部を見学。岩国基地の一部である自衛隊の 役割について説明を受けた。
「米軍だけでなく、今日、お会いした自衛隊にも、心からの感謝を申し上げたい。」とハガティ大使。「日本やこの周辺地域、またここに住む人々を守るため、毎日、即応体制を整えてくれています。」
その後、大使は第152海兵空中給油輸送中隊(VMGR-152)の隊員に出迎えられ、中隊の駐機場を見学。太平洋地域におけるVMGR-152の役割について見識を深めた。また、積極的な日米関係を発展させるため努力してほしいと隊員に向けて話した。
「毎日、国のために貢献してくれている皆さんには心から感謝しています。」とハガティ大使。「また、日本で民間大使としての役割を果たしてくれていることにも感謝しています。皆さんひとりひとりが地域社会のために貢献してくれていることは知っています。それはフォーミュラワンの自動車レースの最中に泥の中に入ってしまった車を救助することであっても、日本で地域の学校のためできる事をすることであってもです。そのことには本当に感謝しています。ここでしたことは小さなことであっても、後でそれが大きな影響を与えることを理解していてください。そうすることで、私たちは非常に重要な外交目的を達成できるのです。」
その後、大使は福田良彦岩国市長と一緒にキズナスタジアムへ移動。市長と大使はスタジアムの外野でキャッチボールをし、スタジアムの外にハナミズキの植樹をした。植樹後、大使は報道機関に向けて感謝の意を述べた。
「今日は福田市長にお会いでき、大変嬉しく思います。市長とは岩国で日本人とアメリカ人が一緒にできる事について話し合いました。」とハガティ大使。「このスタジアムは日米の友好関係と絆の証です。私の出身地であるアメリカから送られたハナミズキを、今日、皆さんのふるさとである岩国のこの場所に植樹できたたことは、とても栄誉なことです。また、私たちの素晴らしい友人であり、日米友好関係において尽力いただいている岩国の皆さんに最大の敬意を表したいと思います。岩国の皆さんと基地海兵隊員の間には素晴らしい絆があると感じました。再び、ここを訪れる事を楽しみにしています。また、今日の福田市長のおもてなしと友情に感謝申し上げます。」