米海兵隊岩国航空基地 -- 周南国際交流児童クラブの招待で3月7日、岩国基地、スクール・エイジ・ケア(SAC:学童保育)センターの職員と児童が新南陽ふれあいセンター(山口県周南市)で行われた『ひなまつり国際交流会』に参加した。後援は周南市と光市。
この日の交流会に参加した基地住人は、餅つき、習字体験、お茶席、着物着付け体験など、様々な日本の伝統文化に触れることができた。
「ひな祭りのお祝いは女の子に対する尊重の気持ちを表すものですが、その表現の仕方がとても興味深いと感じました。」と話すのは、SACのユース・ディレクター、マルセリーナ・ピアソンさん。「アメリカにはこのひなまつりのような行事はありません。」
防府高校と新南陽高校の女子生徒が、SACのために交流会を案内するボランティアガイドを務めてくれた。
「女の子に対する尊重の気持ちを表すひな祭りの日に、女子生徒たちは私達のために、家から20マイル(約32キロ)も離れた場所まで自転車で来てくれました。」とピアソンさん。「彼女達が尊重される理由がよくわかりました。」
新南陽ふれあいセンターの図書館員、サイトウ・タエコさんによると、「大きなひな飾りやお茶席は、日本人にとってもよく見るものではなくなりました。ですから今日は、アメリカ人と日本人の両方にとって特別な日になったと思います。」
「今日の交流会では日本文化を直接体験できるので、アメリカ人が日本文化を学ぶのにとてもいい機会だと思います。」とサイトウさん。
ひな祭りに料理はつきものだが、今回は各グループが体験講座をすべて受け終わった後、カレーライスがふるまわれた。
ひなまつり交流会は閉会式で幕を閉じた。SACの職員と児童は招待してくれたお礼として、周南国際交流児童クラブの会長にプレゼントを渡し、会場を後にした。