米海兵隊岩国航空基地 -- 8月23日、岩国基地、教会の呼びかけで集まったボランティアが岩国市にある海土路(みどろ)保育園の子供達を訪問した。
この訪問は、12年続いている基地と地域との地域社会活動の一環として行われている。
「毎月、少なくとも3つから4つの地域活動を調整しています。」と話すのは、基地教会の管理専門職、ヤマダ・ノリコさん。「この活動は、基地コミュニティと地域社会との間の強い関係の一部であるための素晴らしい機会を基地住人に与えてくれます。」
ボランティアが保育園に到着すると、一列に並んだ子供達が笑顔で出迎え、アクティビティでいっぱいの楽しい一日が始まるのを待っていた。
「子供達は毎月一回の訪問を本当に楽しみにしています。」と話すのは、海土路保育園のコバヤシ・アズサ先生。「皆さんが来る前は英語の歌を口ずさむほどでしたから、この訪問は子供達の役に立っていると思います。」
この日は最初に、誕生日を迎えた数名の園児のためにボランティアがハッピーバースデーを歌って始まった。その後、シャボン玉あそびや、ホースやバケツ、水風船での水遊びで遊んだ。
子供達との交流体験は、地域コミュニティとの絆を築くのに重要な役割を果たしている。また、ボランティアの隊員たちの日本文化への理解も促してくれる。
「日本文化のおかげでボランティアをやる気になりました。」と話すのは、海兵第4航空管制中隊(MACS-4)、B分遣隊の管理専門職、ハビエル・キング伍長。「日本には6年いますが、文化はとても違います。日本の子供達は、自分たちとは違う方法で教育されています。」
この日の訪問を通して、子供達は笑顔を見せたり笑い声を上げたりして、ボランティアの隊員たちと一緒にこの日を楽しんだ。
「子供達は本当に、心の底から楽しんでいたと思います。」とコバヤシ先生。「水合戦が楽しかったようです。子供達が外国の方々と交流することはいい経験になると思います。」
この日が終わりに近づくと、子供達はボランティアの周りに集まっり、訪問へのお礼と、感謝の気持ちを表すアイスクリームをご馳走してくれた。
コバヤシ先生は、「子供達が英語に慣れ親しめるようになるので、このような訪問はいいことだと思います。また、海土路保育園は基地に近いので、このような交流も難しくないと感じています。」と話す。
ボランティアに参加した隊員の中には、子供達と今、関係を作ることが、将来の基地と地域社会との関係に多大な影響を与えると信じている。
「我々が子供達に影響を与えるのは簡単なことだと思います。」とキング伍長。「幼い年齢で交流を始めることで、アメリカ人隊員がおおらかな人間だと知ってもらい、絆を深めることができます。その絆は、基地と地域社会の間で何年にも渡って続いていくものです。」