米海兵隊岩国航空基地 -- 山口県和木町にある和木総合コミュニティセンターで2016年1月4日、和木町新春書初め会が行われ、広島県立広島観音高等学校の書道部員と、岩国基地内の自宅学習者の子供達が参加した。
書初めは、参加した人がその年の抱負を日本語の書で表し、新年を祝う行事。
参加者は最初に、観音高校の書道部員による、光るペンキやモップのような大きな筆を使った様々な種類の書道パフォーマンスを見学。
次に、書道部員がアメリカ人の子供達に習字の書き方を指導。アメリカ人の子供達は「猿」、「申」、「光」、「平和の心」など、日本語の書き方を教えてもらった。
岩国基地の自宅学習者の一人、シャーロット・ランドリーさんは、「書道は洞察力を深めるもので、楽しい体験でした。」と話す。
「書道は文化的でとても教育的なものなので、みんな、書初めに挑戦するべきだと思います。」とランドリーさん。「日本の高校生の皆さんが何を言っているのかは理解できませんでしたが、それでもこの書初め会を楽しむことができました。それと、今日は勉強しなくてすみました。」
最後に、参加者はそれぞれ自分の使った習字道具を片付けると、寿司やサンドイッチ、飲み物などが用意された一階へと降りて行った。
基地内の自宅学習者団体の代表者、マーガレット・ピーターソンさんは、「書初めは子供達にとって素晴らしい体験でした。書初め体験で自分達とは違う文化を発見することができたと思います。」と話した。
「この書初め会で、基地住人と日本人がその違いを超えて、親しく交流し、仲間意識を持つことができました。」とピーターソンさん。「書初め会は地元の日本人と交流しながら、新年を始める素晴らしい行事です。」
参加者全員で選んだ優秀作品は、1月28日から30日まで和木美術館に展示される予定。