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Seaman Colleen Yabut, logistics specialist with Headquarters and Headquarters Squadron, recites a poem in Filipino; her native language. Yabut said being able to recite a poem in her native tongue allowed her to reconnect with her ethnic roots.

Photo by Lance Cpl. Antonio J. Rubio

アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間

21 May 2014 | アントニオ・ルビオ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

岩国基地のクラブ岩国グランド・ビュッフェで5月21日、『アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間』を祝うイベントが行われ、基地住人や日本人が参加した。

このイベントでは、この月間の起源にハイライトを当て、出席した人々を啓発するためにアジアや太平洋の様々な文化を紹介した。

岩国基地、機会均等アドバイザーのアルビン・クルーズ一等軍曹は、多くの人がアジア系と太平洋諸島系の違いをあまりよく理解していないと感じている。

クルーズ一等軍曹は、「『アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間』は、アメリカの多様な文化を形成するために、アジア太平洋諸島系アメリカ人がしてきた貢献や寄与を再確認する機会である。」と話す。

『アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間』は最初、1977年に太平洋諸島・アジア文化週間として始まった。1992年、アメリカ連邦議会は5月を『アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間』に制定した。5月が選ばれた理由は、1873年5月7日に最初の日本人がアメリカに移民としてやってきたことと、1865年5月10日に大陸横断鉄道が完成したことを記念しているため。

「人々はそれぞれの文化を持っています。文化月間が大切なのは、アメリカがとても多様な国家だからです。私たちは他の人々の文化を学ぶ必要があるのです。」とクルーズ一等軍曹。「アメリカにはヒスパニック系、フィリピン系、アジア系、アフリカ系、コーカサス系の人々がいます。アメリカ人と一口に言っても、見た目は本当に違うのです。」

アジア・太平洋諸島系アメリカ人の功績を再確認することによって、アメリカが多様であることの重要性を認知し、文化的意識の高い未来を築くことになる、とクルーズ一等軍曹は話す。

「私たちは、身につけているこの軍服のように同じではありません。全員が同じではないということを認識するのです。」と話すのは、司令部司令中隊のロジスティックス専門職、コリーン・ヤブート上等水兵。「私たちは個人個人で性格が違うように、自分自身やアイデンティティ(自己同一性)を定義する民族性を持っているのです。」

ビュッフェの食事と一緒に、ステージでは日本舞踊、尺八演奏、フラダンス、母国語での詩の朗読などのパフォーマンスが披露された。

ヤブート上等水兵は、「自分の母国語で詩を朗読し、自身の民族性のルーツとつながることができた。」という。また、自分の文化の一端を基地住人や地元の日本人と分かち合えたことを誇りに感じていると話した。

「アメリカはとても多様な国ですから、お互いがどのような人なのかを知り、尊敬することが重要なのです。理解できないからといって、その人たちを屈辱するべきではありません。」とクルーズ一等軍曹。

多くの人が来場したことについて、クルーズ一等軍曹は「参加した皆さんが食事やステージを楽しんだだけでなく、異なる文化の重要性や、人種の坩堝(るつぼ)として知られるアメリカを形成するために異文化が貢献してきたことの重要性を学んで欲しい。」と話した。


写真1:司令部司令中隊のロジスティックス専門職、コリーン・ヤブート上等水兵が母国語であるフィィピン語で書かれた詩を朗読している。「自分の母国語で詩を朗読し、自身の民族性のルーツとつながることができた。」と話した。

写真2:司令部司令中隊のロジスティックス専門職、コリーン・ヤブート上等水兵が母国語であるフィィピン語で書かれた詩を朗読している。「自分の母国語で詩を朗読し、自身の民族性のルーツとつながることができた。」と話した。

写真3:5月21日、クラブ岩国のグランド・ビュッフェで行われた『2014アジア・太平洋諸島系アメリカ人文化遺産継承月間』のイベントで、フラダンスを披露するクリスティン・カハレウィア兵長。出席者はこのイベントを通じて、アメリカ社会に貢献してきたアジア文化やポリネシア文化への感謝と理解を深めることができた。