米海兵隊岩国航空基地 -- マラウダース・スパウズ・クラブが2月22日、岩国基地で基地住人向けの寿司料理教室を開催した。マラウダース・スパウズ・クラブは海兵第12航空補給中隊(MALS-12)所属隊員の配偶者たちで作る会のこと。
回転寿司AKIYAMAのオーナー、秋山兄次郎さんがボランティアで講師を務め、のり巻きの作り方をアメリカ人参加者に教えた。
のり巻きは酢飯や魚を海苔で巻いていくお寿司。
「隊員の配偶者が集まって寿司の作り方や日本文化を教えてもらう、素晴らしい機会でした。」と話すのは、マラウダース・スパウズ・クラブ会長のテレサ・カスタネダさん。
『http://www.japan-guide.com』によると、お寿司は最も有名な日本食の一つであり、日本人の間で最も人気のある日本食の一つでもある。
「日本文化に関係するイベントのほうが、隊員の奥さんたちは参加したがる傾向があることがわかりました。」と話すのは、クラブのメンバーの一人である、リディア・ゴンザレスさん。
長い間、軍人の妻としてやってきたゴンザレスさんは、「本国よりも外国のほうが、配偶者同士の友情を大切にしていると感じます。」と説明した。特別な気分転換や快適な環境、基地外での生活がある本国では、配偶者同士の絆はそれほど重要ではない。
「クラブとしては、隊員の配偶者の皆さんが日本で体験できることがよくなるように配慮しています。」とカスタネダ会長。「私たちは外国で孤立しているようなものです。仲間の配偶者や社会を知ろうとすることは、新しい環境への適応をスムーズにしてくれます。」
クラブの会員はMALS-12の配偶者のみに限られているが、クラブが主催する行事には基地内部隊の配偶者とそのゲストも参加することができる。
「岩国基地はとても小さな基地です。そのため、他の部隊の配偶者たちと友人になることは必須ですから、このようなイベントが役に立つのです。」とカスタネダ会長。「クラブの行事にゲストを招待するのは一年半前くらいから始めたばかりですが、とても有意義な体験になっています。私と同じ立場の仲間を支えながら、みんなと一緒にこのような機会を分かち合えるのは楽しい体験です。」
マラウダース・スパウズ・クラブがこのような機会を提供できるのは、メンバーやボランティアが寛容な気持ちを持っているおかげだ。
「MALS-12の配偶者でとても幸運です。ほとんどの人が仕事を持っていますが、それでもボランティアをしようとしてくれるからです。」とカスタネダ会長は説明した。「ボランティアをするには家族との時間やリラックスするための時間を使わなくてはならないので簡単ではありません。それでも、部隊や基地を支援するためにボランティアをしてくれます。」
ほとんどの人にとって外国で暮らすというのは単純な話ではない。だが、隊員の配偶者が岩国にスムーズに適応できるよう、また、岩国での経験を他のどこよりもいいものにするために、マラウダース・スパウズ・クラブは努力している。
写真1:2月22日、マラウダース・スパウズ・クラブ主催の料理教室でのり巻きを作るマリン・コー・コミュニティ・サービス(MCCS)の財務マネージャー、キウ・ガルシアさん。この教室はマラウダース・スパウズ・クラブ主催だが、基地内のすべての部隊の配偶者とゲストも参加できる。
写真2:2月22日、マラウダース・スパウズ・クラブ主催の料理教室でのり巻きの作り方を実演する、ボランティア講師のオカザキ・ミチヨさん。この教室はマラウダース・スパウズ・クラブ主催だが、基地内のすべての部隊の配偶者とゲストも参加できる。
写真3:2月22日、マラウダース・スパウズ・クラブ主催の料理教室でのり巻きの作り方を実演する、ボランティア講師のオカザキ・ミチヨさん。マラウダース・スパウズ・クラブによると、日本文化に関係するイベントが配偶者の間で一番人気があるそうだ。
写真4:2月22日、マラウダース・スパウズ・クラブ主催の料理教室で参加者にのり巻きの作り方を見せる、回転寿司AKIYAMAのオーナー、秋山兄次郎さん。秋山さんはのり巻きとは違う種類のおすしを持ってきて、教室が始まる前に参加者に見せていた。
写真5:2月22日、マラウダース・スパウズ・クラブ主催の料理教室で参加者にのり巻きの作り方を実演する、回転寿司AKIYAMAのオーナー、秋山兄次郎さんとボランティア講師のオカザキ・ミチヨさん。マラウダース・スパウズ・クラブは、岩国基地の中でも最も古い歴史を持つクラブの一つ。