米海兵隊岩国航空基地 -- 贈り物をする季節がやってきた。11月24日、岩国基地のスリフト・ストア(リサイクルショップ)に日本中から約200名のバイカーが寄付をするために集まった。
スリフト・ストアは、今回初めてとなる『モーターサイクル・ラリー・アンド・トイ・ドライブ』に参加するアメリカ人と日本人を歓迎した。
このトイ・ドライブの調整を支援した岩国基地、司令部司令中隊、航空運用担当官のジェイムス・ウォーカー中佐は、「トイ・ドライブは日本人が米軍隊員の一番いい部分を見てもらえるイベントだ。」と話す。
「これはただ、おもちゃを寄付するだけのトイ・ドライブではありません。」とウォーカー中佐。「これは地域社会のイベントです。私たちが岩国にいる間、普段は会うことのない人たちを多く惹きつけ、海兵隊員がボランティアをしている様子を見てもらえます。」
憲兵隊(PMO)、航空消防隊(ARFF)、爆薬処理班(EOD)を中心としたボランティアは、彼らの装備を地上展示する準備のために少し早めに到着。
バイカー達はスリフト・ストアに集まると、それぞれが持ってきたおもちゃを手に持って一列に整列。このイベントのために用意された寄付用の大きな箱の中に入れた。
「目標は100個以上のおもちゃを集めることと、日本人の皆さんに基地に対して好意的な印象を持って帰ってもらうことです。」とウォーカー中佐。
おもちゃは予想を超えて約250個が集まり、ボランティアはバイカーの支援に感謝した。
トイ・ドライブの調整を手伝ったスリフト・ストアのデイビッド・バゲットさんは、米陸軍退役軍人で元陸軍先任曹長。
バゲットさんは、「岩国の子供たちに米軍隊員に対して好意的な印象を持ってほしい。」と話す。
「中には幼すぎて理解できない子供もいるかもしれない。」とバゲットさん。「でも、その子たちが成長したときに、若い海兵隊員からもらったおもちゃをまだ持っていてくれたら、それが持つ意味を理解してくれるでしょう。」
これは基地で行われる多くのイベントの一つに過ぎないが、トイ・ドライブが支援しているのは、より大きな理念だ。
「トイ・ドライブの背後にあるのは、地域のつながりです。」とバゲットさん。「日本の皆さんには、『私たちを受け入れてくれてありがとう』とお礼を言っても言い切れないくらい感謝しています。日本の地域社会のためにおもちゃを集めて配ることは、自分たちができる最善のことです。」
この後、スリフト・ストアの従業員がおもちゃを年齢別に選別し、児童福祉施設を訪問する部隊や組織に分配し、子供たちにおもちゃが渡される。
写真1:11月24日、岩国基地で行われた『モーターサイクル・ラリー・アンド・トイ・ドライブ』に集まったバイカーや参加者が寄付のおもちゃを入れると、受付箱には溢れるほどのおもちゃが集まった。このイベントの目標は100個のおもちゃを集めることだったが、実際は約250個のおもちゃが集まった。
写真2:11月24日、岩国基地で行われた『モーターサイクル・ラリー・アンド・トイ・ドライブ』に集まったバイカーにハイタッチをしながら歩く、ジョンソン夫妻が扮するサンタ・クロース夫妻。サンタ・クロース夫妻は寄付のおもちゃを集めるのを助けただけでなく、道を歩きながらバイカー達に「ホー、ホー、ホー。」と挨拶しながらクリスマス気分を盛り上げていた。
写真3:11月24日、岩国基地で行われた『モーターサイクル・ラリー・アンド・トイ・ドライブ』を支援するために、岩国基地に到着したバイカー。おもちゃを寄付すると、バイカー達はこのイベントを祝って基地外周を走った。