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アメリカ人が日本文化を体験

16 Feb 2010 | ジェニファー・ピランテ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

3月3日にお祝いする日本のひな祭りに備えて、今月16日、岩国ユースホステルで岩国基地の隊員と民間人が折り紙、寿司作り、着物の着付け、日本の歴史についての学習など、さまざまな日本文化体験に参加した。

ひな祭りは桃の季節に女の子の成長を祝うお祭りで、桃の節句と呼ばれている。

「女の子の健康と将来、幸福を祈るものです。」と話したのは、岩国ユースホステルの管理人でボランティアリーダーであるシンジョウキクコさん。「日本人の家族に女の子が生まれると、両親は雛人形をプレゼントします。」

毎年、多くの日本の家庭では雛人形を飾る。雛人形は赤いじゅうたんが敷かれた5段から7段の段上に飾られた人形のことで、女の赤ちゃんが誕生したときお祝いの時に飾られる。

「祖母の代から受け継いだ雛人形を飾る家庭もあれば、それぞれの代で別々の雛人形を持っている家庭もあります。」とシンジョウさん。「ひな祭りはとても特別な伝統です。」

この日は、まず最初に折り紙を体験。折り紙は日本の伝統的な芸術で、紙を幾何学的に折って、複雑な形やデザインを作る。

「ひな祭りが近いこともあるので、人形を作るのがいいと思いました。」とシンジョウさん。お昼は、岩国寿司と呼ばれる地方の特別料理を教えてもらった。

岩国寿司(殿様寿司)は四角い形をしており、ご飯を層にして重ね、木型に押し込んで作られる。巻き寿司とは違い、寿司が押し固められており、上に錦糸玉子や菊の花びら、レンコン、魚が飾られている。

「岩国藩主の吉川公の弁当として作られたことが始まりです。」と話すのは、岩国基地、カルチャー・アダプテーションプログラムのフジモトアキエさん。「ですから、この食べ物は岩国独特のものです。」

次の文化体験として、シンジョウさんは日本文化における着物の重要性を説明し、アメリカ人参加者に着物を着付けてくれた。着物は色鮮やかな、長いガウンのようなもので、日本女性が特別な儀式やパーティで着るもの。

「着物は日本人にとって伝統的な結婚式の衣装です。」とシンジョウさん。長い袖の着物は未婚女性が着る着物で、既婚女性は袖が短いものを着る。

「日本では、女性が結婚するのは待望のことなんです。」とフジモトさん。「皆さんに日本文化の一部だけでも知ってほしい。」とシンジョウさん。この文化体験の目的はアメリカ人に日本文化(日本文化)を少しでも触れてもらうことだ。

今後のクラスやイベントについては、建物番号411、部屋番号101にあるカルチャー・アダプテーション・プログラムの事務所に問い合わせのこと。また、岩国や宮島地域のひな祭りイベントについては、インフォメーション・アンド・リフェラルへ問い合わせのこと。


 
写真1
2月16日、雛人形の歴史や日本文化における重要性についてのクラスで、笑顔を見せる講師の岩国ユースホステル管理人、シンジョウキクコさん。毎年、日本の多くの家では雛人形を飾る。雛人形は、女の赤ちゃんが誕生したときやお祝いに飾られる特別な人形のセットで、赤いじゅうたんを敷いた5段から7段の壇上に飾られる。

写真2
2月16日、岩国ユースホステル管理人のシンジョウキクコさんに手伝ってもらいながら岩国寿司を作る、ローラ・リードさん(右)とマーシー・パーソンさん(左)。

写真3
2月16日、岩国ユースホステル管理人のシンジョウキクコさんに手伝ってもらいながら岩国寿司を作る、アラマー・レインソさん(右)とシンディ・ジェフォードさん(左)。

写真4
2月16日、岩国ユースホステルで行われたクラスに参加し、着物を着付けてもらったアナリア・マツカミさん(左)とアマリア・ムラカミさん(右)。「着物は日本の伝統的な婚礼衣装です。」とシンジョウさんは話した。

写真5
2月16日、岩国ユースホステルで行われたクラスに参加し、着物を着付けてもらったピーパー・カールソンさん(左)とマーシー・パーソンさん(右)。

写真6
ひなまつりは3月3日に行われる女の子の成長を願う日本の行事。桃の季節でもあるため、桃の節句とも呼ばれている。「ひなまつりは女の子の健康、将来、幸せを願うためのものです。」と話すのは、岩国ユースホステルの管理人でボランティアリーダーのシンジョウキクコさん。