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マーシャルアーツの機会に恵まれる国、日本

21 Nov 2010 | ジェニファー・プロンテ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

日本のマーシャルアーツは、戦国時代には、武士の強力な武器と考えられていた。

現在、護身術であるマーシャルアーツは、日本で多くの愛好者がいる人気の娯楽スポーツで、競技者同士の間で多くの支援が得られる。日本には、マーシャルアーツのコミュニティが防府にある。日本人の武道家は、空手、合気道、柔道、柔術、剣術を基本とする剣道など、様々な訓練に熟練している。

柔術青帯で海兵隊マーシャルアーツプログラム(MCMAP)黒帯二段のセルジオ・エスキベル海軍兵長によると、マーシャルアーツの練習生を高く援助・支援するコミュニティのひとつが広島市内にある。

エスキベル海軍兵長は11月21日、広島南区スポーツセンターで行われた第8回西日本柔術チャンピオンシップトーナメントに出場した。
中量級の青帯で優勝したのは、柔術青帯のワグナー・ムライ選手。

参加した100名以上の選手は、年齢、重量、技術でレベル分けされて試合を行った。選手達は相手の力をうまく使って、マウント、関節固め、投げ技などの様々な柔術テクニックを使って試合をした。

日本のスポーツセンターでは多くのマーシャルアーツ大会が催されており、すべての技術レベルの選手が参加でき、ルールの範囲内のテクニックを使うことができる。

ムライ選手は、「友人や道場の常連練習生と一緒に、道場で2年間柔術の訓練をしてきた。道場の常連練習生は、新しい試合相手をいつでも歓迎している。」と言う。

大会に参加する隊員はあまりいないが、マーシャルアーツの大会は、隊員が日本の地域社会に参加する貴重な機会だ。

大会では、試合中の選手に対して、他の選手が励まし、動き、戦術のアドバイスを叫んでいた。

「全員が互いを訓練している。」とムライ選手。「全員が技術を向上させている。」

練習や大会で、エスキベル海軍兵長は下士官の隊員を積極的に支援してきた。

エスキベル海軍兵長は基地の隊員を訓練指導し、基地隊員を支援したりガイドするために、大会に参加してきた。

「(大会で)実際に試合をしているときは、外からは見えるものが本人には見えない。」とエスキベル海軍兵長。「時々、誰かがどうしたら言いかアドバイスをしてもらえると助かる。」

柔術とは「柔らかい術」という意味である。柔術は意味の上では反語的であるが、道場の人たちは、柔術で使われるテクニックは、攻撃する相手から身を守る効果的な手段と考えられている。

「重要なのは体の大きさというより、テクニックだ。」とムライ選手。柔術の基本的なテクニックの多くはMCMAPに引き継がれている。

「概念はほとんど同じだ。」とエスキベル海軍兵長。「(アメリカの総合格闘技大会のアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップの)格闘家たちは、何千ドルもお金を払って、日本でトレーニングをする。(岩国基地の隊員は)日本でそのトレーニングをする機会があるのだから、是非やってみるべきだ。」

日本でマーシャルアーツをすることで、隊員は自信を持ち、テクニックを磨くことができる。結果的にMCMAPでの成績も高めることができる。

「(マーシャルアーツを通じて)ある特定の困難を達成することができる。」とエスキベル海軍兵長。「(マーシャルアーツでは)未知の状況に遭遇し、どのように対処するべきかを考えなければならない。」

この広島大会には、日本国内の様々な地域からマーシャルアーツチームや道場が参加した。

日本にある様々な種類のマーシャルアーツは技術とテクニックの融合であり、そのコミュニティは基地隊員が日本に駐留している機会を生かせる場だ。


 
写真1
11月21日、広島南区スポーツセンターで行われた第8回西日本柔術チャンピオンシップトーナメントで、柔術青帯のフジオカ・ユウ選手と試合をする、柔術青帯で海兵隊マーシャルアーツプログラム(MCMAP)黒帯二段のセルジオ・エスキベル海軍兵長。広島南区スポーツセンターでは多くのマーシャルアーツの試合が行われており、すべての技術レベルの選手が参加でき、ルールの範囲内に入るテクニックを使うことができる。

写真2
11月21日、広島南区スポーツセンターで行われた第8回西日本柔術チャンピオンシップトーナメントで、柔術青帯のフジオカ・ユウ選手と試合をする、柔術青帯で海兵隊マーシャルアーツプログラム(MCMAP)黒帯二段のセルジオ・エスキベル海軍兵長。広島南区スポーツセンターでは多くのマーシャルアーツの試合が行われており、すべての技術レベルの選手が参加でき、ルールの範囲内に入るテクニックを使うことができる。