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新しい警備艇が港のセキュリティを強化

20 Dec 2010 | ケニス・トロッター・ジュニア兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

先日、岩国基地、港湾施設の警備任務における最新の資産が紹介された。2010年12月20日、米海軍、米海兵隊、日本海上保安庁の関係者が見守る中、新しい港湾警備艇が岩国基地で公式に発表され、命名された。

この港湾警備艇は他に例を見ない優れた船舶で、港湾の警備や安全を維持するために使用される。この警備艇は、同じサイズの船舶よりの性能で勝っている。

「この警備艇は過酷な使い方で走らせている。」と話すのは、港湾運用部担当官のグランベドゥア・プライス海軍兵曹長。

この警備艇は、その性能や操縦性をテストするために、限界に達する状態で走らせることもある。

「この船の操縦は、地上でスポーツカーを運転しているような感じだ。」と話すのは、港湾運用部、アシスタントチーフのウィリアム・マーティン海軍二等兵曹。「この警備艇の操縦性は自分達が持っている他の船とまったく違う。」

警備艇HPB-1の導入は、港湾の安全性を拡張するだろう。

「今までの船には警備艇として使用するための装備がない。」とプライス海軍兵曹長。

「警備のためには最高の船だ。」とプライス海軍兵曹長。「他の船には装備されていない多くの性能を持っている。3つのM240(機関銃)マウントがあり、暗視機能もある。より多くの荷物を乗せることもできる。港湾の安全性は絶対的に高まった。」

HPB-1は350馬力ターボジェットエンジンを二基備えており、船が空の状態であれば最高速度46ノットまで出すことができる。また、これらのエンジンにより、乗組員が海に落ちたり、または迎撃されるなどの緊急の場合には、急停止や180度の急旋回ができる。
また、合計で11名分の座席があり、約1,587キロ(3,500ポンド)の積載量がある。

「必要な場合は、港湾運用部の全隊員がこの警備艇を操縦できる。」と港湾運用部のチーフエンジニア、アレン・ホーキンス海軍二等兵曹。

港湾運用部の任務に関する限り、この警備艇の総合的な目標は最優先事項である。

プライス海軍兵曹長は、「警備艇の任務は、元来の目的からそれることはないだろう。」という。数名の隊員によって、この警備艇の責務について明確で具体的なアウトラインが作られる。

HPB-1はその精巧さのため、予定より数ヶ月遅れて岩国基地に到着したが、それでもなお、この船の性能が期待に応えられるものかどうかが検証された。


 
写真1
2010年12月20日、基地内の港湾で港湾運用部の隊員が日本の海上保安庁関係者を警備艇に乗船させるための準備している。PHB-1の港湾警備艇は、基地の内部港湾を警備する唯一の船である。

写真2
180度の急旋回を実演するために、湾警備艇がその最高速度まで加速している。このような操縦は、乗員が船の外に投げ出された場合に行われる。