米海兵隊岩国航空基地 -- 9月27日、約60名の航空自衛隊士官候補生の航空学生が見学交換プログラムの一環として、岩国基地、海兵第12飛行大隊(MAG-12)を訪問した。
普段は防府北基地で訓練を行っている学生たちは岩国基地を見学し、日米共同運用の基礎を理解した。
「米海兵隊は航空自衛隊の極めて重要なパートナーだ。」と話すのは、航空自衛隊、防府北基地、航空学生教育群司令のハセガワ・マコト2等空佐。「学生たちにこの関係の重要性を認識してほしい。」ハセガワ2等空佐はこれまでも米軍と多くの訓練を行ってきた。
「長年の経験の中で、訓練中、米海兵隊は最も協力的であった。」とハセガワ2等空佐。
学生を案内したのはMAG-12、カレントオペレーション担当官のアンソニー・レイミー大尉。
「自衛隊と強固な関係を作るのは我々の任務だ。」とレイミー大尉。
「このような見学ツアーは、将来、航空自衛隊のパイロットになる学生が米軍と自衛隊がどのように訓練を行うかを理解するのに役立つ。」とレイミー大尉。
概況説明の後、航空学生は3つのグループに分かれ、F/A-18Dホーネット戦術訓練装置37、フライトシュミレーター、管制塔、フライトラインに展示されたF/A-18Dホーネットの見学を行った。
航空管制官のラリー・ジェフォーズさんは、学生たちに管制塔や自衛隊パイロットと管制官とのコミュニケーション方法を説明し、また学生たちからの質疑に答えた。
「学生の皆さんに、オペレーショントモダチのような任務で我々が同じ考えであるように、私たち航空管制官が自衛隊パイロットとどのようにコミュニケーションをとるかを説明した。」
「学生の皆さんは彼らがパイロットになったときに直面する問題について、賢明で直接的な質問をしてくれた。」とジェフォーズさん。航空管制塔の見学が終わると、航空学生はF/A-18Dホーネットの地上展示を見学し、海兵隊のパイロットが飛行前に航空機検査を行う理由とその方法を学んだ。
「パイロット自身の安全と航空機の安全の両方が満足していることを確認する。」とレイミー大尉。
この見学ツアーを通じて、学生は士気を高め、航空訓練を完了させることに集中することができたようだ。「海兵隊員の訓練の様子や、その航空機について学び、とても興奮しました。」と話すのは、コモネ・カズキ1等空士。「自分がパイロットになったときにどのような人たちと一緒に仕事をするのかが理解できました。また、海兵隊員の皆さんを知ることができてとても安心しました。」航空学生たちは、防府北基地へ帰る前に一日を振り返った。
「岩国基地に来たのはこれが初めてです。海兵隊のパイロットの皆さんと一緒に飛行できる日が待ちきれません。」と話すのは、航空学生のタツミ・ミノルさん。「今日は本当に楽しい一日でした。」
学生たちが最初の飛行訓練をするのはおよそ1年後だが、艦隊の海兵隊員と実際に共同訓練を行うには、その後4、5年が必要となる。
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9月27日、航空自衛隊の航空学生に飛行前点検の重要性を説明する海兵第12飛行大隊(MAG-12)、カレント・オペレーション担当のアンソニー・レイミー大尉。この日の見学で、航空学生たちは訓練を終了することに再び集中することができた。
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航空自衛隊、航空学生のヤツカ・ショウタロウさんが岩国基地、航空管制官のラリー・ジェフォードさんに質問している。岩国基地の航空管制官と日本のパイロットとの通信方法について質問した。このような基地見学の機会は、将来の日本人パイロットが米軍と自衛隊の共同訓練がどのように行われるかを理解するのに役立つ。
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航空自衛隊、航空学生のクスモト・キョウヘイさんが管制塔から滑走路を見ている。9月27日、見学交換プログラムの一環で航空自衛隊航空学生が岩国基地を訪問した。約60名の航空学生が岩国基地を訪問し、海兵第12飛行大隊の案内で基地内を見学した。