米海兵隊岩国航空基地 -- 6月28日、岩国基地に勤務する17名の日本人従業員が定年退職を迎えた。
退職する民間人従業員は基地内の様々な部署で必要不可欠な人員として働いてきた。この日退職した従業員のうち、最も勤続年数が長いのは38年。つまり、岩国基地に駐留しているほとんどの隊員の年齢よりも長い年月働いてきたことになる。
退職記念式典では、基地司令のリチャード・ファースト大佐とジョセフ・グレゴリー先任上級曹長が感謝状を退職者にそれぞれ贈呈し、続いてケーキカットとファースト大佐によるスピーチがあった。このほかの出席者は各組織の責任者、退職者の同僚や上司も出席した。
基地経理部、会計監督職のイケダ・タカオさんは岩国基地に36年間勤務してきた。イケダさんは他の日本人にも基地で働くことを勧めるといい、長い付き合いとなる友人を作ったり、外国への出張など、基地以外の職場では経験できなかったことができたと話す。
退職する日本人従業員の職種は車両整備から家具職人、電気工まで様々。日本人従業員は海兵隊員、海軍隊員、米国国家公務員と一緒に働きながら、基地の任務に貢献してきた。
「岩国基地は日米両国と自由な世界の安全においてカギとなる役割を担っています。そして皆さんはそのことに貢献してくれました。」とファースト大佐。「岩国基地で皆さんが誠実に勤務してくれたことに対して、一人一人にお礼を申し上げたい。」