米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市通津小学校で3月3日、国際交流会が行われ、招待を受けた岩国基地のアメリカ人が参加した。
岩国基地、文化交流プログラムの引率で通津小学校に到着した基地住人は、お茶会と料理教室に参加した。
「私たちには素晴らしい日米同盟がありますから、このようなイベントは非常に重要です。このようなイベントこそ、私たちが岩国で築き上げてきた関係の根幹をなすものです。」と話すのは、岩国基地司令のリチャード・ファースト大佐。「このような素晴らしい関係が日本中で築かれていて、日米間の絆を強くしています。」
ファースト大佐と夫人は岩国市の福田良彦市長、岩国市教育委員会の廣田登志子委員と山口妙子次長、岩国市議会の前野弘明議員とともに来賓として招かれ、一緒に交流会に参加した。
基地住人と一緒に、ファースト大佐夫妻はお茶会でお茶が点てられる様子を見学し、その伝統やしきたりについての説明を聞いた。お茶会の後は、日本人中学生が抹茶の立て方やお客への出し方、お茶の正しい飲み方を教えてくれた。
料理教室では先生が、ひな人形をかたどったいなりずしと桜餅の作り方を説明した。基地住人は先生の説明に沿って自分たちで料理を作り、出来上がったものを試食した。
「アメリカ人の皆さんが、料理教室やお茶会から新しいことを学ぶ機会を持てることは素晴らしいことだと思います。」と話すのは、文化交流プログラム担当のワタナベ・ミキエさん。「これで、皆さんも自分たちでお茶を買いに行ったり、食べたいものを買いに行ったりできます。今日はお茶会でどのように振る舞えばよいか学んだと思いますので、次回からは自分たちだけでお茶会に参加することができます。」
文化交流プログラムの目的は日本の習慣や伝統をアメリカ人に紹介し、自分たちだけでも体験できるように促すことであり、このようなイベントを基地住人に紹介することも、その目的の一部である。
「文化交流プログラムがこのようなイベントを主催してくれていることに感謝しています。」とファースト大佐。「岩国市民と基地住人を近づけてくれました。今日は地域コミュニティに出かけていき、何かを学び、楽しんだという思い出になるでしょう。」