米海兵隊岩国航空基地 -- 2018年1月6日、和木町で毎年恒例の日米合同書初め大会が実施され、岩国基地住人と地元の日本人が参加した。
この大会の目的は、習字を通して文化的価値を分かち合うことで、日米のコミュニティをひとつにすること。
「岩国基地と岩国市や和木町の人々との関係は非常に重要です。」と話すのは、岩国基地司令のリチャード・ファースト大佐。「赤瀬局長をはじめとする、中国四国防衛局の支援で実施されるこのようなイベントは、ここ岩国で日米関係を構築し続けるために非常に価値があるものです。」
「書き初め」は日本人が年の初めに行う伝統で、アメリカ大陸で新年の抱負を決めることと似ている。
「書き初めは年があけて最初に毛筆で書をかく行司のことです。」と話すのは、引退した日本語教師のオカダ・ヨシさん。「人々はその年にやってみたいこと、願い事や将来なりたいものを書きます。」
このイベントには、ゲストとして大竹高校の書道クラブが参加し、書道パフォーマンスを披露。高校生たちは、今年一年が参加した人たち全員にとって素晴らしいものになるようにとの願いを込めた書を作成した。
参加した子供たちは、二つの文化を結ぶ意味を持つ日本語の「ともだち」や「きずな」などの言葉を書道で書いた。また、他の参加者全員に見てもらうために、この日書いた書道の中で一番気に入った作品を壁に展示した。
書道の後は伝統的な日本の遊びである凧揚げや福笑いで遊び、焼きそばとぜんざいをみんなで食べた。
「日本のゲームが楽しかったです。」とオカダさん。「日本人とアメリカ人の子供たちがそれぞれに楽しんでいるのを見て、本当に嬉しかったです。本当に楽しかったです。」
焼きそばとぜんざいを食べ終わるとすぐに、全員がステージの周りに集まり、それぞれが一番楽しかったことを全員に向けて順番に発表した。
子供たちはこの日、文化はまったく異なるけれど、すぐ隣に住んでいる人たちと新しく友達になり、お互いにお別れを言って家に帰っていった。
「私たちは友情と幸福について話をしましたが、それは、人生におけるすべてのステージにおいて学ぶべきとても重要なことだと思います。」とファースト大佐。「私たちは日本のみなさんと素晴らしい友好関係を維持しています。若い子供たちだけでなく日本人、アメリカ人にとって、友好関係を今後も促進していくことは大変重要です。今日は素晴らしいイベントでした。」