米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市内の老人養護施設、錦寿苑で8月14日、盆踊りが行われた。先祖の霊を敬うために踊る日本人と一緒に、基地住人も文化交流プログラムの一環として参加した。
基地住人は夏の着物である浴衣を着て、日本人と一緒に盆踊りをした。
「盆踊りは伝統的な日本の行事で、アメリカ人が参加することはとてもまれなことです。」と話すのは、文化交流プログラムのワタナベ・ミキエさん。「基地住人が地元の日本人の皆さんと出会える素晴らしい機会です。」
お盆(盆)は日本の仏教の伝統で、先祖の霊を祀る習慣。盆踊りは先祖を敬って踊られる踊り。お盆を祝う人々は、先祖の魂が子孫に会うために毎年、お盆の時期に戻ってくると信じている。
盆踊りは日本中で踊られていて、亡くなった人の霊を迎え、また送り出すために踊られる。
「踊っている間は言葉の壁はほとんどありません。」とワタナベさん。「一緒に笑って、踊っているだけですから。」
多くの基地住人にとって、盆踊りへの参加や浴衣を着るのは初めての体験。また、このイベントに以前参加した人が、また同じ体験がしたくて再度参加した人もいる。
「去年、家族と一緒に参加しましたが、楽しかったです。」と話すのは、ミルトン・ブリッジ米陸軍二等軍曹。「盆踊りは、私たちが基地の外に出て着物を着たり、おいしい食事を食べたりして、地元の皆さんと親しくなれるよい機会です。文化体験は本当に楽しいです。」
この盆踊りは、老人ホームの入居者の皆さんに、日本人とアメリカ人が一緒に盆踊りをするところを見てもらうために実施された。
盆踊りが終わると、全員で輪投げやヨーヨーなどのゲームや、焼きそばやフランクフルト、ワタアメなどの食べ物を楽しんだ。
「私は、初めて着物を体験するアメリカ人を見るのが一番好きです。」とワタナベさん。「地元の日本人の皆さんと交流し、盆踊りを一緒にすることでみんな笑顔になり、わくわくした表情をしています。」
文化交流プログラムでは、基地住人のためにイベント、旅行、教室を企画しており、これまでも養護施設や小学校を訪問したり、田植えや茶摘体験などイベントに参加している。
今後のイベントについては、文化交流プログラムへ問い合わせのこと。