米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市内の繁華街で12月4日、第6回安心・安全共同パトロールが実施され、福田良彦岩国市長と岩国基地副司令官のゲリー・トマソン中佐、その他日本政府関係者が参加した。
この共同パトロールは岩国基地と岩国市の特別な関係を表すもので、2009年から半年毎に実施されてきたが、在日米軍と海兵第三遠征軍が基地外でのアルコール摂取制限と夜間外出禁止令を発令した2011年に一度中断していた。
米軍の「リバティ・ポリシー(勤務時間外行動の指針)」に関する地域住民の懸念を和らげるために、市の関係者が基地関係者にこのパトロールへの参加を呼びかけた。
「このパトロールに参加することで、良き民間大使、良き隣人であろうとする私たちの責任を伝えることができます。」とトマソン中佐。「また、岩国市民と基地住人全員の安心と安全を守るために、市と基地の指導者が協力していることをわかってもらえます。」
パトロール参加者は市役所と基地関係者の先導で繁華街を歩き、市内で楽しく時間を過ごしている市民や隊員に話しかけた。
トマソン中佐と福田市長は、「それぞれの指導者が実際にパトロールしているのを岩国市民や隊員が見ることで、市も基地も本気で取り組んでいると理解してくれるでしょう。」と話した。
「『自分たちの街は自分たちで守る』、『安心安全な街を自分たちでつくっていく』といった意識付けをしっかり多くの方々に伝えることができたと思っています。」と福田市長。「不安や心配のない安全な地域社会を作るのは自分たちの責任です。」
岩国基地と岩国市は今後もこのパトロールを継続していく予定で、それぞれの責任、友好関係、結束を示していく。