米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地、クラブ岩国のボールルームで9月12日、インフォ・エキスポが実施され、基地住人が地域の日本人と交流しながら、情報を集めた。
インフォ・エキスポは、基地内で受けられるサービスだけでなく、岩国市や周辺地域で受けられるサービスについて、基地住人に情報提供するイベント。旅行、ショッピングモール、ホテルやスパなどの日本人スポンサーが、エキスポに出席した基地住人に対して情報や特別割引を提供した。同様に、日本人は基地で提供されるサービスを知ることができた。
「基地外から来た日本人関係者の皆さんは、基地住人と会える機会をとても喜んでいました。」と話すのは、MCCS、自己啓発、人材育成プログラム、情報案内サービス担当のヨシモト・ミツコさん。ヨシモトさんはインフォ・エキスポの調整を担当した。「日本人スポンサーの皆さんは基地内に入って、隊員と交流する機会があまりないからです。」
ヨシモトさんは、「多くの日本人の皆さんが喜んでインフォ・エキスポに参加してくれて、光栄に思います。」と話す。また、海上自衛隊員のキシさん夫妻や、周南国際児童クラブの特別ゲストがインフォ・エキスポで日本舞踊を披露してくれた。
「これは単に食べ物や文化交流のイベントではありません。インフォ・エキスポは連帯感や歴史を共有するイベントなのです。」と話すのは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、キャリア教育プログラムのマネージャ、ジェシー・リールさん。「参加してくれた日本人の中には、200マイル(約320キロメートル)も離れたところから、製品やサービスを紹介するために来てくれました。」
MCCS、自己啓発、人材育成プログラム・ディレクターのショーン・マクヘンリーさんは、「インフォ・エキスポは消費者の経験価値に関するイベントです。」と話す。マクヘンリーさんは、「参加者からいい反応があったときや、新しいことを学んだと言ってもらったときに、このエキスポの任務が達成されたと感じる」という。
「インフォ・エキスポは通常の勤務時間に窓口に来ることができない人と触れ合える、とてもいい機会だと思います。」と話すのは、米海軍連邦信用組合のキャロライン・ブローコーさん。「このイベントに参加できたことは、とても良かったと思います。基地内外の場所やサービスで、今まで何をしているのか全く知らなかったことを学ぶことができました。」
インフォ・エキスポは年々、規模が大きくなっていて、参加する地元の日本企業の数も年々増加している。そのおかげで、基地住人が日本国内を旅行したり、サービスの情報を簡単に得ることができる一方、日本人には基地内でアメリカ文化を体験してもらうことができる。
「日本人もアメリカ人も、お互いに交流するイベントのときはいつでも、大成功になります。」とマクヘンリーさん。「私達は出身地に関わらず、全員が同じコミュニティの一員です。このエキスポは、一体感を養うのにとてもいい役割を果たしたと思います。」