米海兵隊岩国航空基地 -- 山口県周防大島町陸上競技場で9月27日、中国四国防衛局主催のSUO-OSHIMA日米子供サッカーが行われ、岩国基地の子供達が参加した。
毎年開催されているこの子供サッカーは、日米の子供達が交流し、成長する日米の友好関係を強くする役割を果たしている。
岩国基地からは7歳から10歳までの子供が25名参加し、20名の日本人の子供達と混合で5チームを結成し、試合を行った。この日一日、子供達はお互いの文化を学びながら、基本練習でウォーミングアップした後、トーナメント形式で試合を行った。
「試合は驚くべきものでした。」と話すのは、マリンコーコミュニティーサービス(MCCS)のイベントコーディネータ、キース・カールさん。「試合前のウォーミングアップが緊張をほぐしてくれて、子供達はお互いに打ち解けられました。アメリカ人の子供達の多くは日本語を少し話しますから、子供同士のコミュニケーションはわりと簡単にできたようです。」
地元の日本人と交流する機会があったのは子供達だけではない。保護者やコーチ、基地司令官も日本人家族や日本人コーチ、中国四国防衛局関係者と交流することができた。
「このイベントを調整したり、規則を守ることを手伝ったのはコーチだけではありません。ブシェー大佐や中国四国防衛局長もこのイベントに参加してくれました。」とカールさん。「基地司令や防衛局長が参加してくれて最高でした。司令や局長が子供達に模範を示して指導してくれました。」
海兵第171航空師団支援中隊(MWSS-171)の給養専門職のレイチェル・レイオス兵長によると、子供達はこのサッカー・イベントをとても楽しんだようで、終わって欲しくないと感じていたようだ。レイオス兵長は、「これは私にとって驚くような新しい体験で、来年もまた参加したいです。」と付け加えた。
「子供達はぜんぜん帰りたがりませんでした。」とレイオス兵長。「みんな日焼けしていたので、『みんな休憩しなくていいの?疲れてないの?』と聞きました。子供達はただキャーと叫ぶと、またサッカーに戻りました。信じられません。」
日米の担当者は協力してこのサッカーイベントを毎年実施しているが、日米の子供達の交流をより活発にするため、今後も継続して開催することを目指している。