米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国周辺の青果卸売組合関係者が1月13日、岩国基地、マシュー・ペリー小学校を訪問し、小学校の体育館で子供達にみかんをプレゼントした。
これは地元地域とペリー小学校の絆を深めることを目的に行われており、この日、岩国周辺の青果卸売組合が20箱の周防大島産みかんを贈呈した。
「このような交流事業は、米軍と地域が交流するだけではありません。」と話すのは、椎木巧周防大島町長。「お互いを知り、お互いに学ぶ機会でもあるのです。」
椎木町長は、「基地や地元の子供達が参加する行事は、日米の絆を作り、それを継続していく素晴らしい方法です。それは基地の子供にとっても、地元の子供にとっても、素敵な思い出となり、最終的には永続的な友情へと成長するからです。」と話す。
この日の贈呈式にはペリー小学校の児童と職員が全員出席し、みかんのプレゼントに感謝を表した。
「このみかん贈呈式は今年で5年目になります。」と話すのは、ペリー小学校、1年生担任のエイプリル・ロンバード先生。「これは友好の証(あかし)です。子供達はみかんが大好きで、この贈呈式を心待ちにしています。うちの生徒にとっても意味深いものです。」
「(ペリー小学校の)子供達が成長して、アメリカでオレンジを食べる機会があるでしょう。」と話すのは、山口大島農業協同組合(JA山口大島)の吉村基代表理事組合長。「オレンジの果汁が口に広がったとき、私達がみかんをプレゼントした今日の出来事や、岩国での楽しかった経験を思い出してほしいと願っています。」
岩国基地副指令、マイク・カレロ中佐は、「みかん贈呈式のような行事は、地元地域との関係を築くために、極めて重要な意味を持っています。」と話す。
「椎木町長の意見に全く同感です。」とカレロ中佐。「子供達が青年または成人になって日本に戻ることがあったとき、(今日のみかん贈呈のおかげで)日本文化をよく理解し、アメリカのよい民間大使になってくれるでしょう。」
カレロ中佐は、「(今日みかんを贈呈してくれた)関係者の皆さんが、ペリー小学校との交流を今後も継続し、お互いに心から思いあう関係を礎(いしずえ)にしていくことを願っています。」付け加えた。