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米海兵隊岩国航空基地

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Pfc. Brandon Messina, a volunteer from Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, carries a bag of trash past a “no littering” sign during a river cleanup, sponsored by the Single Marine Program, in Asakita-ku, Hiroshima, Sept. 5, 2014. This was the first cleanup the SMP conducted in Hiroshima recently.

Photo by Lance Cpl. Alissa P. Schuning

海兵隊員が河川清掃に参加

5 Sep 2014 | アリッサ・シュニング兵長

岩国基地の海兵隊員約15名が9月5日、広島県安佐北区でシングル・マリン・プログラム(SMP)主催の河川清掃に参加した。

「SMP、そして私個人もですが、たくさんの地域社会活動を行ってきました。清掃活動や児童福祉施設訪問などです。」と話すのはマリン・ラウンジのマネージャ、オアナ・イヴァノフさん。「二鹿で清掃活動を行ってきましたが、別の地域へも広げたいと思っていました。」

イヴァノフさんは、「今回は広島市と初めて調整したボランティア活動で、これまでの清掃活動とは場所だけでなく、色々と異なる点があります。」と話す。

「これまでやってきた他の地域社会活動に比べて、今回の清掃活動はこの地域により大きな影響を与えているようです。」とイヴァノフさん。

イヴァノフさんによると、隊員が清掃した場所はもとは美しい風景の田舎だったが、何年もの間、ごみや瓦礫が積み重なって困っていたという。

「この地域に住んでいるのはお年寄りが多く、きれいにしようと思ってもなかなか難しいのが現状です。特に、私たちが今日見つけたような大きなごみであればなおさらです。」とイヴァノフさん。

イヴァノフさんによると、隊員が川からごみを引き上げていると、めったに見れない光景を見学しようと、地元の人たちが出てきて、隊員に感謝を述べていたという。

「最もやりがいを感じるのは、地元の人たちが外に出てきて、隊員ボランティアに感謝を表してくれることです。」とイヴァノフさん。「これは、私たちが変化をもたらすことができるという証拠です。」

退役准士官のマヌエル・レンドンさんによると、この地域の事業者や住人はこの辺であまり多くの外国人を見ないという。

「地元の人たちはアメリカ人の隊員を見て、少し恐れたような、困惑したような感じでしたが、この清掃活動で、その壁を取り払いたいと願っています。」とレンドンさん。

この日は145袋以上のごみを集め、レンドンさんは米軍隊員の参加を楽しんだと話す。

「若い隊員と関われるのはいつでも素晴らしいことだ。」とレンドンさん。「また、チームの一員に戻ったような気持ちにさせてくれる。」

ボランティア活動はSMPだけでなく、岩国スリフトストアや教会など、基地内の様々な組織が行っている。

SMPは10月に二鹿での清掃活動を予定している。。

 


写真1:9月5日、広島市安佐北区での河川清掃に参加した岩国基地のブランドン・メッシーナ一等兵が「ごみ捨て禁止」の看板の横を、ゴミ袋を運んでいる。この清掃ボランティアは岩国基地、シングル・マリン・プログラム(SMP)が主催したもので、広島市で行うのは初めて。

写真2:9月5日、広島市安佐北区での河川清掃に参加した岩国基地の隊員がごみを集めている。この日は約15名の隊員が参加し、一日、清掃ボランティアを行った。

写真3:9月5日、広島市安佐北区での河川清掃に参加した岩国基地の隊員に、感謝の意を表すために出てきた地元住人の皆さん。この日ボランティアが集めたごみは全部で145袋になった。

写真4:9月5日、広島市安佐北区での河川清掃に参加した岩国基地隊員が、不法投棄された冷蔵庫を運んでいる。この日ボランティアが集めたごみは全部で145袋になった。


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