米海兵隊岩国航空基地 -- スタートの合図で選手がプールに飛び込む。その直後、大きな水しぶきが空中に舞い散る。聞こえるのは友人、保護者、コーチからの声援だけ。
岩国ツナミ・スイム・クラブと岩国フィットネス・オーシャン水泳チームの水泳大会が2月23日、岩国基地で開催された。
この水泳大会では、日本人、アメリカ人の子供が水泳競技をするというだけでなく、彼らが友情を深めることを目指している。フィットネス・オーシャン水泳チームのヘッド・コーチ、イケダ・ミツキさんによると、このような大会は友好関係を深めるのに最適だという。
「このような大会をもっと積極的に実施するべきだと感じます。」とイケダコーチ。「この大会で、私たちも少しはアメリカ人の役に立ったのかと感じます。こういったスポーツ大会を実施することで、個人同士の友好関係を強くできます。」
岩国ツナミ水泳クラブのヘッドコーチ、サラ・ネルソンさんは、彼女の教え子たちは日本の子供たちと交流し、新しい経験ができる環境で競争することを楽しみにしていると話す。
「子供たち全員が楽しんでいます。」とネルソンコーチ。「子供たちには『競争だけどプレッシャーは感じなくていい。一緒に楽しんでお互いを応援してあげて。』と言っています。」
イケダコーチによると、日本ではロングコース(オリンピックサイズ)のプールは一般的ではないため、基地のロングコースのプールで泳ぐことは、子供たちは普段とは違う、新しい水泳の経験できるという。
「うちの子供たちは、基地内の立派な水泳施設で泳げることを本当に喜んでいました。」とイケダコーチ。「基地内の水泳大会に参加できてとてもうれしいです。」
ネルソンコーチによると、次回の水泳大会は5月に予定されている。日米の子供たちに交流する機会を与え、楽しい競技大会を通じて日米関係を良好にすることを願いながら。
写真1:2月23日に岩国基地、アイアンワークス・ジムの屋内プールで行われた水泳大会で、背泳ぎ50メートル競技で泳ぐダニエル・パイパーさん(12歳)。この水泳大会は日米の子供たちが楽しい雰囲気の中、水泳で競いあった。
写真2:2月23日に岩国基地、アイアンワークス・ジムの屋内プールで行われた水泳大会で、日本人選手とハイファイブする、ニコレット・アレキサンダー兵長。フィットネス・オーシャン水泳チームのヘッドコーチ、イケダ・ミツキさんによると、日米の友好関係を築いていくために、このようなイベントが必要だという。