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米海兵隊岩国航空基地

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富士登山で持久力を試す海兵隊員

24 Jul 2010 | ジェニファー・プロンテ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

7月24日、岩国基地、航空消防隊(ARFF)のグループが富士山に登頂した。

活火山に分類される富士山は日本最高峰で、最も神聖な山とされており、標高は3,776メートル(12,355フィート)。

毎年、およそ20万人が富士山に登っており、早朝に頂上でご来光を拝むために夜中に山頂を目指して登ることもある。

ARFF所属のタッカー・ロバート兵長が部隊と一緒に富士登山をするのは今回が二度目。

ロバート兵長は、二度目だからといって富士登山が簡単だというわけではないという。「最初の富士登山は楽しみのため、二回目は健康のため、三回目は豊かな経験

のためといわれている。」とロバート兵長。「一回目の富士登山は今回よりもずっと楽しかった。そして、今回の登山は健康のためだと言える。」

ARFFは河口湖口(吉田口)ルートから富士山頂を目指した。このルートには十数か所のチェックポイントがあり、ここで登山者は休憩したりスナックを買うことができる。

それぞれのチェックポイントの山小屋は、地元の日本人が数ヶ月間そこで生活をしながら経営しており、宿泊を希望する登山客に部屋など様々なサービスを提供して

いる。

山小屋を経営する地元の人の中には富士山に何度も登ったことがある人もいて、その経験を海兵隊員に話してくれた。

「毎日このようなことをしている日本人の人達に会えるのは楽しい。」とロバート兵長は話す。「この経験は印象に残るだろう。」

これらの山小屋や登山口付近にある店では、金剛杖を購入することができる。登山者は、この金剛杖に各山小屋で焼印をしてもらうこともできる。

「焼印はとてもやる気にさせてくれる。」と話すのは、ARFF所属のクレイトン・ビゲイさん。「山頂に着いたら杖が焼印でいっぱいになって、いい記念になる。この杖はと

ても誇りになるものだ。」

山頂に近づくにつれ、疲労感、脱水症状、酸素レベルの低下などが隊員に大きな負担になり始めた。

「この登山で一番大変だったのは、最後の区間。」とビゲイさん。「9合目について上を見たら、まだ頂上までずっと続いていているように見えた。」

富士山の山頂には浅間大神が祀られている神社があり、何世紀もの間、富士登山する日本人に信仰されてきた。

「富士山のまさに山頂にあるこの神社はすばらしかった。」とビゲイさん。

富士山には年間を通して登山をする人もいるが、正式に山開きがされているのは気温が高い7月と8月のみ。「十分な水を持っていなければならないが、多すぎてもい

けない。日焼け止めは必ずぬっておくこと。」とロバート兵長。

隊員達が山頂に到達しても、登山はまだ終わらない。

何時間もかけて山頂に着いた後、下山するのにも数時間かかった。登るときよりは短い時間で済むものの、下山の時にもさらなる難関があった。

「岩がたくさんあるので下山は大変だった。」とビゲイさん。「登るときと同じように下りも急勾配で、下山ではとても滑りやすかった。」

今回の富士登山は、ARFFが過去20年にわたり支援している津田子供の家のために行われた。

ARFFはこれまでに定期的なイベントや季節ごとのイベント、お金の寄付、子供達と親交を深めるための親しくなれるような津田子供の家を支援している。


 
写真1
7月24日、毎年恒例の富士登山で、岩国基地、航空消防隊の海兵隊員が次の合目を目指して上っている。富士山は、その周辺にある多くの神社の信仰の対象となっている。富士山は日本最高峰で、最も神聖な山とされており、標高は3,776メートル(12,355フィート)。

写真2
岩国基地、航空消防隊のセクション長である、シェイン・ワイアウ二等軍曹が、金剛杖を使って7合目を登っている。金剛杖は山道沿いの山小屋で買うことができ、お金を払えば各合目を通過したしるしとして杖に焼印もしてもらえる。


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