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米海兵隊岩国航空基地

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NCISとEODが簡易爆発装置の基本を海上保安庁に説明

4 Oct 2011 | クラウディオ・マルティネス伍長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

10月4日、広島市にある海上保安庁、第六管区海上保安本部で、岩国基地の人員が簡易爆発装置(IED)について概況説明を行った。

この日、第六管区海上保安本部を訪れた岩国基地、海軍犯罪捜査局(NCIS)と爆発物処理班(EOD)の技術者は、約30名の海上保安庁職員にIEDの危険性について説明した。

「日米安全保障条約の下で、日本を防衛するために岩国基地がある。だが同時に、法を執行するという観点から、海上保安庁の皆さんが彼ら自身をよりよくするために、我々の知識や経験を分かち合いたい。」と話すのは、NCISのボビー・シバザキさん。「警察官は常に緊張感を持っていなければならない。また、自分自身や一般市民を守るために一番安全な方法で作戦任務を行わなければならない。」
シバザキさんは、「日米の警察がその良好な関係を通じて、互いから学べることは多い。IEDに関する今日の概要説明はそのひとつだ。」と話す。

概要説明では、EODとNCISの技術者が海上保安庁職員に簡易爆発物の現実と脅威を説明した。

「概要説明でIEDへの警戒の理解を深めてもらえた。」とシバザキさん。「日本は安全な国だが、彼らがIEDの危険性、避難や安全手順を実行することの重要性を知ることで利益を得られるような何かを提供したい。」

この日は、ビデオに撮影されたIEDを使った攻撃現場が流された。1つのビデオは、大きな巡視船に接近する小船舶がIEDを使って攻撃するというものだった。

「我々が爆発物を実際に扱うことはない。だが、海上保安としてテロ対策の任務を行わなければならないことがある。」と話すのは、海上保安庁、第六管区海上保安本部、救難部長のオカダ・ヒサシさん。「爆弾テロリストがどのように巡視船に近づいて爆破させるかをビデオで見た後では、考えが変わった。他の船舶に接近する場合の我々の方針も変えなければならないだろう。」

海上保安庁は海難救助や海の安全を守る任務を行っているが、簡易爆発装置を扱う際の影響やそれによる死亡事故を実際に知っているものはほとんどいない。

「説明の間、保安庁の職員にIEDの脅威を知り、警戒を強めてもらいたいと感じた。また、本当の危険がすぐそこにあるということを認識してほしい。」とオカダさん。「IEDを作って、人々を傷つけようとする者がいることも認識してほしい。」

この日の概況説明に出席したのは選ばれた海上保安庁職員で、3隻の船に分乗して広島の事務所に来た。

選ばれたのは救難部の職員と、救難部に関連する部署の職員。
広島海上保安部、巡視艇しまぎりの機関長、ムラオ・タクヤさんもこの日の概況説明に参加した。
「実際、過去に疑わしい船舶に近づいた経験がある。」とムラオさん。「今日のようなIEDに関する概要説明やビデオを見て学んだ後では、恐らく、距離をとるために別の手段を選んだだろう。スピーカーでの言葉による指示や、内部と連絡をとるために小船舶を送ったりなどはしない。今日から学んだことを活かすつもりだ。」
ムラオさんは、今日の概況説明で学んだことすべてに感謝しており、また、日米間で築かれた安全保障の関係がこのような訓練を通じて今後も成長し続けると信じているという。NCISやEODによると、第六管区海上保安部でこのような概要説明が行われたのは今回が初めてである。


 
写真1
10月4日、海上保安庁、第六管区海上保安本部で、岩国基地の爆発物処理班の隊員が海上保安庁職員に簡易爆発装置(IED)がどのような仕組みになっているかを説明している。この日、岩国基地、爆発物処理班(EOD)の技術者が、出席した海上保安庁職員にIEDの脅威について説明した。海上保安庁は海難救助任務を行っているが、IEDの威力を実際に見た職員はほとんどいない。


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