米海兵隊岩国航空基地 -- 3月22日、クロスロードモール前の道路で、岩国警察署員による交通安全のデモンストレーションと日本の交通ルールに関する質疑応答が行われた。
デモンストレーションは、日本の警察に車の停止を促されたときの対応の仕方、その場合のアメリカと日本との違い、バイクの運転技術を中心に行われた。
「このデモンストレーションによって、わたしのところに運転補修クラスを受けに来る人数が減ってくれることを願っています。」と話すのは、岩国基地交通安全講師のローランド・コーリードさん。「運転補修クラスのために、土曜日に私のところに来なければいけない理由はありません。土曜日にはもっといいことをするほうがいいに決まっています。」
岩国警察署員は、一連の交通停止の場面における日本とアメリカとの大きな違いを示した。アメリカでは逮捕を連想させるような場面であるが、日本ではパトカーの後ろに車を止めて質問されることは至って普通である。このことは、多くの基地住人は知らないかもしれない。
「この講習会は、基地住人の皆さんが基地外で運転する場合に適応する規則を学んでもらう機会だと捉えています。」と話すのは、岩国警察署のイイダ・ヨシカズさん。「アメリカで英語を勉強していたときに、もし車を止められたら動くなということを教えられましたが、衝撃的でした。ですから、基地の皆さんが日本で混乱してしまうのは理解できます。」
デモンストレーションの終わりには、講習の間によくわからなかったことについて質疑応答が行われた。この講習によって、基地住人は日本の交通安全について学び、ホスト国である日本の文化と慣習についての理解をより深めることができた。
「岩国警察署員として、私たちは岩国基地の皆さんに接するつもりです。」とイイダさん。「基地の皆さんが日本の交通ルールを知ることによって、日本の警察と皆さんのコミュニケーションが良くなり、皆さんの生活も便利なものにしてくれると願っています。」
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3月22日、屋外プール横の道路で、基地住人に基地外での安全運転について講義をする岩国警察署員のイイダ・ヨシカズさん。岩国警察署員はデモンストレーションをした。基地外で車を停止を促されたときの実演をし、その場面での日本とアメリカの違いを説明した。
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3月22日、屋外プール横の道路で、基地住人に基地外で車を止められた場合について説明する岩国警察署員のイイダ・ヨシカズさん。このデモンストレーション後、質疑応答が行われた。
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3月22日、屋外プール横の道路で行われた交通安全講習で、警察に車の停止を促された場合の日本とアメリカの違いを説明する岩国警察署員のイイダ・ヨシカズさん。この日は岩国警察署員が岩国基地に来て、日本の交通ルールや日本の警察に車の停止を求められた場合について基地住人に講義を行った。
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3月22日、屋外プール横の道路で行われた交通安全講習で、バイクの運転技術について講義する岩国警察署員。この講習では、バイクの後輪ブレーキ、前輪ブレーキ、総輪ブレーキの違いが説明された。