米海兵隊岩国航空基地 -- 「今日は、アジア太平洋文化記念月間を皆さんと一緒にお祝いするためにここに集まりました。」クラブ岩国のイーグルズ・ネストで、ゲストスピーカーのジャナ・タン准尉が話した。
5月31日、海兵隊員、海軍隊員、民間人がアジア太平洋文化記念月間の昼食会に出席し、アジア系アメリカ人、太平洋諸島系アメリカ人のコミュニティへ敬意を表した。
「この昼食会に集まったのは、何世代にもわたって今日のアメリカを築いてきたアジア系や太平洋諸島系アメリカ人をお祝いするためです。」
国防総省は、アジア系アメリカ人と太平洋諸島系アメリカ人の影響力と偉業に対して感謝を示す月として5月を選んだ。「国防総省は5月1日から31日までをアジア太平洋文化記念月間としています。」とタン准尉。
5月がアジア太平洋文化記念月間に選ばれたのは、最初の日本人移民が1843年5月7日にカリフォルニアに降り立ったことや、1969年5月10日に最初の大陸横断鉄道が完成したことを記念している。
「今月は、アジア系、太平洋諸島系アメリカ人社会がアメリカの国民生活をどのように形成してきたを振り返る月だ。」バラク・オバマ大統領は話した。「困難や偉業の世紀を称えるように、皮膚の色や出生地に関係なく、すべての人々の貢献を歓迎し、アメリカンドリームを求めている人々がそれを実現できるような場所にするために、再び専念しようではないか。」
昼食会には、韓国人、日本人、チャモロ人(グアム先住民)、ハワイ人、ベトナム人、カンボジア人など、多くの異なる国籍の人たちが出席していた。その様々な国籍の中から和太鼓など、国独自の文化が披露された。
「和太鼓奏者として今日初めて舞台に立ちましたが、楽しんで演奏することができました。」と話すのは、マシュー・ペリー小学校の音楽教諭、クリストファー・キミーさん。日本人参加者は、太鼓、踊り、ギターなどをアメリカ人と一緒に披露した。
「日本について私が学んだことを皆さんと分かち合い、地域社会にお返しできることは本当に素敵だと思います。」とキミーさん。この日の昼食会の意味は食べ物や音楽を楽しむことではなかった。過去も現在も、様々な国籍の人たちに共通する興味だ。
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5月31日、クラブ岩国のイーグルズネストで行われたアジア太平洋文化記念月間昼食会で、和太鼓演奏を披露するマシュー・ペリー小学校の音楽教諭、クリストファー・キミーさん。キミーさんが和太鼓演奏を人前で披露したのはこの日が初めて。この日、日本人と一緒に基地住人が音楽の演奏を披露した。
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5月31日、クラブ岩国のイーグルズネストで行われたアジア太平洋文化記念月間昼食会で、日本人と一緒に和太鼓を演奏する基地住人。
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5月31日、クラブ岩国のイーグルズネストで行われたアジア太平洋文化記念月間昼食会で、フィリピン文化を代表するダンス「マリアクララ」を披露する岩国基地住人。このダンスの他、様々な国の独自の文化が披露された。
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5月31日、クラブ岩国のイーグルズネストで行われたアジア太平洋文化記念月間昼食会で、日本人と基地住人が演奏する和太鼓を聞いている基地住人。この日、日本人と一緒に基地住人が音楽の演奏を披露した。