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米海兵隊岩国航空基地

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生涯忘れることのない、ある日の侍体験

30 Nov 2012 | チャールズ・マッケルビー三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

海兵隊員が日本に来る理由のひとつは、日本の文化を体験したり、壮大な歴史を探求するためかもしれない。そのために、地元の博物館や歴史的記念碑を訪問する隊員もいる。また、本物の侍の鎧を身につけ、岩国市の歴史において最も重要な戦のひとつを再現する隊員もいる。

11月18日、岩国市玖珂で行われた鞍掛城まつりに岩国基地から5人のボランティアが参加した。侍の鎧を身に着けた隊員は鞍掛武者行軍の一員として玖珂の町を歩き、16世紀の玖珂で実際に起こった劇的な戦国絵巻を再現した。

ボランティアは鎧を身に着けると、この戦について説明を受け、行軍の練習をした。全員で集合写真を撮影し、最終準備が整うと、侍は町の広場へと行進を始めた。

「日本と日本の武士道精神が大好きなので、武者行軍に参加したいと思っていました。」と話すのは、侍役で行進に参加した、戦闘通信員のゲイジ・カーウィック兵長。「子供のときはいつも、武士道に憧れを抱いていました。海兵隊に入隊したのもそのためです。」

この祭りは、兵の数で劣っていたにもかかわらず、多勢の敵軍に向かっていった当時の侍の、合戦前の出陣の様子を再現している。敗北と死に直面しながらも、最後の名誉のために戦わせてほしいと侍たち城主に願い出た。

この祭りは、見物客にとっては地元の歴史を振り返り、武士道精神を誇りに思う日であり、海兵隊員にとっては、日本の歴史の一部になるという一生に一度の体験をする日である。

「今日一日、侍になって、日本文化や日本人に対して、親しみの気持ちを強く感じました。」とカーウィック兵長。「一番面白かったのは、行軍の後、鎧のままでイベント開催場所を歩いたことです。みんなが寄ってきて、アメリカ人が侍の格好で日本の祭りに参加しているのを見て、素晴らしいと言ってくれました。自分が日本文化や日本の社会に本当に興味があることを示したことを、光栄に思ってくれました。」

祭りが終わり、刀と鎧を返す時間が来た。鎧と刀は無くなっても、この日の思い出と体験は、海兵隊員の心に永遠に残るだろう。

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(写真1)
11月18日に岩国市、玖珂で行われた鞍掛城まつりで整列する、岩国基地隊員。この日、岩国基地隊員は侍役でまつりに参加した。玖珂駅前から始まった武者行列軍は玖珂の街中を通って、こどもの館前広場で終了した。

(写真2)
11月18日に岩国市、玖珂で行われた鞍掛城まつりには、ボランティアの岩国基地隊員が侍役で参加した。玖珂駅前から始まった武者行列軍は玖珂の街中を通って、こどもの館前広場で終了した。


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