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米海兵隊岩国航空基地

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Mori Nobu, left, Club Iwakuni sous chef, walks with another chef as they check food preparation before serving it at a reception for Col. James C. Stewart, former station commanding officer, in the Club Iwakuni ballroom at Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, July 12, 2013. Nobu has 13 years of experience at Club Iwakuni and is second-in-command of the kitchen.

Photo by Lance Cpl. James R. Smith

厨房の副司令、モリ・ノブさん

20 Jul 2013 | ジェイムズ・スミス兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

前回の記事では、クラブ岩国の監督者、ショウヤ・セイジさんが厨房を注意深く見守る様子や、お客を空腹にさせるほどの美しい料理の盛り付けやおいしさで、様子を取り上げた。さて今回は、クラブ岩国における指揮系統について取材した。

卓越した料理人シリーズの今回の記事では、クラブ岩国のスー・シェフ(総料理長補佐)であるモリ・ノブさんについて取り上げる。クラブ岩国に13年間勤務するノブさんは、厨房全体の副責任者である。

「ノブさんの仕事は、私が何の仕事をしていようと、それをサポートすることです。」と話すのは、クラブ岩国のトロイ・ガイヤー総料理長。「私がメニューを考えているときは、ノブさんがそれをまとめてくれます。厨房で調理が行われている限り、ノブさんは厨房を切り盛りし、他の監督者に対する責任があります。」

ガイヤー総料理長はメニューをまとめたり他のシェフを管理すること以外にも、ノブさんは厨房で働く他の従業員の時間管理もしている。

ガイヤー総料理長は、ノブさんが持つ技術の一つは厨房におけるコミュニケーション能力だと話す。

「誰かが他の人と口論していると、ノブさんがそれを和らげてくれます。」とガイヤー総料理長。「今年で3年目になりますが、厨房での大きな衝突はありません。ノブさんが総料理長補佐になってからはほとんどありません。」

ノブさんは勤務時間のほとんどを、メニューの考案やスケジュール管理に使うのだが、特別な助けが必要な場合には、ノブさんが料理をすることもある。たとえば、海兵隊創立記念日のメニューの試食の準備や、直近では7月12日に行われた岩国基地前司令官のジェームズ・スチュワート大佐の退官レセプションなどである。

様々なイベントのために料理を準備する一方で、ノブさんがいつも努力していることがひとつある。

「私が望むのは、お客様を幸せな気持ちにすることだけです。」とノブさん。「お客様の表情を想像しながら、イベントの準備をします。」

ノブさんにとって引退は遠い先の話だが、彼は既にその計画を立てている。

「引退したら、旅行に行きたいですね。」とノブさん。「ただ世界を体験したり、リラックスしたい。」

ノブさんが対処し、成し遂げることができるすべての仕事のために、彼の同僚はノブさんの能力に自信を持っている。

「もし私が明日死んでも、クラブの厨房ではノブさんが指示を出しているでしょう。だから何の心配もありません。」とガイヤー総料理長。「クラブ岩国はノブさんの手腕に託されている。」


写真1:7月12日、クラブ岩国のボールルームで開かれた、岩国基地前司令官のジェームズ・スチュワート大佐のためのレセプションで、お客に供される前に料理の準備が整っているかを同僚のシェフと歩きながらチェックする、クラブ岩国のスー・シェフ(副総料理長)のモリ・ノブさん(写真左)。ノブさんは、クラブ岩国で勤務するようになって13年になり、厨房では二番目の責任者である。

写真3:7月12日、クラブ岩国のボールルームで開かれた、岩国基地前司令官のジェームズ・スチュワート大佐のためのレセプションで、お客に供される前に料理の準備が整っているかを同僚のシェフと歩きながらチェックする、クラブ岩国のスー・シェフ(副総料理長)のモリ・ノブさん(写真右)。ノブさんは、トロイ・ガイヤー総料理長がメニューを書き終えると、その料理を準備する。


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