米海兵隊岩国航空基地 -- 第36戦闘兵站中隊(CLC-36)は中間整備と中間供給およびサービスを通じて、岩国基地駐留の第三海兵遠征軍(III MEF)零下部隊に持続的な戦闘兵站業務を提供している。CLC-36が岩国基地全体に整備を提供できる機能を持つ第三階層部隊として運用できるよう、CLC-36所属の海兵隊員は訓練を受けている。
「我々は沖縄の外に駐留していますが、うちの部隊は岩国基地内で唯一の第三階層部隊です。第二階層部隊の機能は修理のみに制限されていますが、第三階層部隊は部品交換の機能も持っています。」と話すのは、CLC-36、車両輸送メカニックのリンジー・バートリーニ伍長。「これは、CLC-36が岩国基地内のすべての部隊を支援するために存在することを意味しています。」
CLC-36は岩国基地内の他の部隊では不可能なレベルの整備メンテナンスを提供できる。CLC-36が岩国基地とIIIMEFの即応態勢を整えるための鍵となる部隊になっているのはこのためである。
CLC-36独自の機能の一つとして、支援を必要とする部隊で起こりうるすべての状況に対応できる人員と装備を備えた特別なチームを展開できることが挙げられる。
「我々は岩国基地内における装備品の主要供給部隊です。同時に、第171海兵師団支援中隊(MWSS-171)のような部隊の車両修理ができる唯一の部隊でもあります。」と話すのは、CLC-36、倉庫資産担当者のレイネル・ケイドル兵長。
また、CLC-36には基地内の米国防兵站局(DLA)処分サービスも駐在している。DLA処分サービスは基地内の部隊が使用しないものや装備品をリサイクルしたり、別の目的に再利用している。
「CLC-36の機能には、地上レベルの車両輸送、地上装備の整備機能、また中間供給支援機能があります。これらの機能は、岩国基地やインド太平洋地域のIIIMEF部隊への支援をさらに拡張するものです。」と話すのは、CLC-36司令のアルシン・カマラ大尉。「設備の整った第三海兵補給群(3MLG)は使用頻度の高い500以上の部品を常にストックしていますが、CLC-36の供給セクションは3MLGと直接のつながりを維持しています。そのため、リードタイム(発注から供給までにかかる時間)を減らすことが可能です。一方、基地内にいる整備セクションはエンジン交換などの複雑な作業をしたり、モバイル支援チームを部隊に派遣することができます。チームを派遣できるの範囲は岩国基地内だけでなく、諸兵科連合訓練センターのあるキャンプ富士にまで及びます。」