米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地、法律事務所(LSST)が4月2日、海兵隊法律支援部門での総司令官優秀賞(CAELA)を受賞した。
CAELAは海兵隊総司令官から贈られる賞で、現役隊員、予備役隊員、民間人の法律顧問弁護人や法律サービス専門職の長期に及ぶ努力と勤勉さが評価されて贈られるもの。彼らは米海兵隊における法律支援の分野に大きく貢献している。
「受賞の理由の一つは、私たちが非常に多くの仕事をこなしていることだと思います。」と話すのは、LSSTの法律顧問弁護人兼法律サービス専門職、ジェレミー・コールさん。「常に『イエス』と言えるように務めています。」
「うちの事務所を訪ねてくるのは問題を抱えている人たちです。私たちの仕事はその人たちの問題を解決できるように努めることです。素晴らしい仕事です。」とコールさん。「たとえどんな問題であろうと、その日、人々が直面している問題を解決するのを助ける仕事です。素晴らしい仕事だと思います。」
LSSTは法的支援からパスポートや移民法に関する事案まで、様々なサービスの提供に重点を置いており、岩国基地の住人であれば誰でもこのサービスの提供を受けられる。
「うちの事務所の根幹となるのは、基本労務契約(MLC)従業員です。MLC従業員の皆さんは様々なサービスにおいて支援してくれています。」とコールさん。MLC従業員とは、基地内に勤務する日本人従業員を指す。「LSSTが岩国基地で多くのサービスを提供できているのは、彼らのおかげです。」
LSSTの日本人従業員でアメリカ移民法専門職のサカモト・ジュンコさんは、「LSSTが認められ、CAELAを受賞したことを光栄に思います。チームワークの賜物です。」と話す。
「サカモトさんはこの事務所に37年間勤めています。この事務所ができた時から働いてくれているのです。」とコールさん。「サカモトさんはすべて自分で仕事のやり方を見つけなければなりませんでした。」
2021年秋に定年を迎える予定のサカモトさんは、「岩国基地の法律事務所がCAELAを受賞したことを嬉しく思います。自分の仕事を引き継ぐ後任の人に任せて、何の心配もなくLSSTを去ることができます」と話す。
「ここがとても小さい事務所だった時から働いてきました。」とサカモトさん。「いい時も悪い時も、いろいろありましたが、引退する準備はできています。仕事に全力を尽くしてきました。こんなに長くこの事務所で働いてこれたことをとても嬉しく感じています。」