米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市民文化会館で10月3日、岩国市美術展覧会の表彰式が行われ、マシュー・ペリー・ハイスクールの美術教諭、サンドラ・ルイスさんの「フォー・シーズンズ(四季)」という作品に市教育委員会から賞が贈られた。
ルイスさんが受賞したのは、彫刻・工芸・デザイン部門の市長賞。受賞作品は四季を表す4枚の貼り絵をそれぞれ円形の額縁に入れたもの。
一年半前、ルイスさんは秋の作品を作り始め、その後、すべての四季を完成させようと決心した。
市の教育委員会は毎年この美術展覧会を開催しており、今年は岩国基地住人にも参加を呼び掛けた。ルイスさんは友人に勧められて展覧会に参加したが、自身の受賞を知るまで、応募作品が審査されるとは知らなかったという。
「コンテストだと知ったときは驚きました。この展覧会を鑑賞したこともなかったので、その受賞がどれほど大きなものかも知りませんでした。他の皆さんの作品も見ましたが、とても素晴らしく、プロの作品のようでした。ですから受賞はとても誇らしく思います。期待していませんでいたから。」とルイスさん。「参加させていただいたことを光栄に思いますし、時間をかけて作品を完成させたかいがありました。」
ルイスさんは自分の生徒たちに、アルバート・アインシュタインの「想像力は知識より重要だ」という言葉についてよく話すという。ルイスさんは、美術作品の製作に高級な絵の具や道具は必要なものではなく、想像力を使えば何か発見できるという。
「リサイクルショップを見て回るのが大好きです。いろいろなものを見て、これで何ができるだろうと自分自身に聞いてみるのです。」とルイスさん。「いらない紙や絵の具、円形の額縁を見つけて、この『フォー・シーズンズ』を完成させました。」