米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地住人が2月5日、岩国市の卸売市場を訪問し、レンコンについて学んだ。
基地住人に地元の特産品であるレンコンがどのように育ち、食卓に並ぶのかを学んでもらうため、文化交流プログラム(CAP)がこのツアーを主催した。
「他の国の文化がどんなものなのかをよく理解することは素晴らしいことだと思います。食べ物は文化の中でも大きな部分を占めています。」と話すのは、この日参加した基地住人のジャナ・ベセルさん。「レンコンはアメリカ人の食生活にはないものですが、岩国では主要な産物だと知りました。そのレンコンを使った料理を食べて、日本文化を少し理解できたと思います。」
CAPは基地住人が地元の文化を理解し、岩国市民と絆を感じられるようなユニークな文化体験ツアーを提供している。
参加者は最初に料理教室で4品のレンコン料理を作った。その後、参加者たちはぬかるんだハス田の中へ入っていって、道具を使ってレンコンを掘り出した。レンコンはハス田の中で横向きに育つ。自分たちで掘り出したレンコンは全員が均等にもらえるように、くじ引きで分けた。
「外に出かけて他のどんなものとも違う日本を体験できる、素晴らしい機会です。」と話すのは、グレン・ステイリー大尉。「スノーボードやスキーを楽しむために広島へ出かけることもできますが、それは今日のように本当に日本を体験したということとは違います。田植えや稲刈り、タケノコ掘りやレンコン堀りこそが他のどこでも体験できないことなのです。」
文化交流プログラムは同様のイベントを今後も企画している。