米海兵隊岩国航空基地 -- 周南国際交流児童クラブが3月20日、岩国基地で開催された第7回日本文化交流プログラムでパフォーマンスを披露した。
このプログラムではアメリカ人生徒たちが日本の歌、踊り、武道を体験する事ができる。
「子供たちが岩国基地内で日本文化を体験できる、とてもいい機会でした。」と話すのは、岩国基地、マシュー・ペリー小学校、心理カウンセラーのラリー・ウォール先生。「日本の子供たちにとっても、基地に来てアメリカの学校がどんなものかに触れる、素晴らしい機会になったと思います。」
児童クラブのパフォーマンスは、福川小学校、マーチングバンドの演奏と遠石小学校児童のモリカワ・チナツさん(9歳)とマツモト・サエさん(9歳)の歌による、「星条旗」で始まった。
オープニングの歌が終わると、次は「さくら」の日本舞踊。
「さくら」の後は、2名のパフォーマーによる、空手の型の演武が披露された。今回は新たに、居合道の演武も加わった。居合道は模擬刀を使って行う古武道。
ショーはマーチングバンドのパフォーマンスと、日本とアメリカの子供たちによる歌で終了した。
「基地の皆さんに素晴らしい日本文化に触れてもらいたいと思い、グループをまとめて来ました。」と話すのは、周南国際交流児童クラブ代表のササムラ・マモルさん。「この交流事業は7年間続けてきましたが、これからもできるだけ長く続けていきたいと願っています。」
日本人が基地に来てくれるお礼として、アメリカ人の子供たちは毎年、児童クラブのひな祭りに参加している。ひな祭りは、女の子の幸せを願って家族で祝う日本の伝統。7年間続くこの交流事業を、日本人もアメリカ人も毎年、楽しみにしている。
「日本語はアメリカ人が学ぶのはとても難しい言語ですが、英語は日本人にとって難しい言語です。」とウォールさん。「ですから、音楽や踊りなどは誰でも理解できる世界共通の言語で、みんながつながることができるのです。」